札幌市中央区南10条西11丁目1-5の石山通沿いで、「カトリック山鼻教会」の建て替え工事が始まった。完成は2022年11月末となっている。(写真は、新「カトリック山鼻教会」の建設工事)
「カトリック山鼻教会」は、石山通沿いにあり、西12丁目線まで地続きの約1200坪の長方形の土地にゆったりと建っていた。この教会は、フランスの聖女(幼きイエスの聖テレジア)にささげられた教会堂。1930年に最初の聖堂が完成、1950年に増築され、1964年に新聖堂と小聖堂、1980年には司祭館と信徒会館が竣工した。1988年には幼き聖女テレジアの像が建立された。こうした歴史を持つ教会の建物だったが、老朽化による建て替えのため2021年夏から建物の解体作業に入り、同年11月には更地になり、更地のまま年を越した。
建て替え工事が始まったのは、2022年5月初め。同月9日に土地の祝福式(起工式)が行われ、同月24日から工事が始まった。建物の規模等は不詳だが、設計、監理は創建社(札幌市中央区)、施工は山﨑建設工業(本社・同)、工期は2022年5月9日から同年11月30日。建築主は、カトリック札幌司教区(札幌市中央区)。石山通沿いにある広い敷地を利用した新山鼻教会は、前教会と同様にゆったりとした空間に佇むことになりそう。