サッポロビールが主体となって設立された一般社団法人日本ビール文化研究会(東京都、高島英也代表理事)は23日、札幌、東京、大阪の3会場で第1回日本ビール検定(愛称・びあけん)を実施した。ビールの美味しさや楽しさを改めて発見してもらい一杯のビールの物語を知ってもらおうという検定試験。全国3会場には5000人を超える受験者が集まり、そのうち札幌会場となった北海道経済センター8階には627人が検定試験に臨んだ。(写真は、北海道経済センター8階で行われた第1回ビール検定に臨む受験者)

 

「びあけん」は、検定という機会を設けてビールを幅広く知りたい人やより専門的に勉強したい人まで、誰でも受験できる(ただし、検定当日20歳以上に限る)。1級から3級に分かれてビールの歴史や製法、原料などの基礎から美味しく飲む方法や薀蓄など様々な視点から出題される。

 
 マークシートによる4者択一で試験時間は60分。出題数は100問で満点は100点。
 第1回となる今回は1級を設けず2級、3級の試験が実施された。受験料は2級5000円、3級4500円。

 
 札幌会場にでは、まず午後1時30分から3級の試験が始まり、続いて午後3時30分から2級の試験が行われた。試験のガイド本となる公式テキストを持ち込み、最後まで読み返す若い女性の姿も見られた。

 全国3会場の受験者総数はのべ5564人。男女ともに31~40歳の応募者が最も多く、20~30歳が2番目に多いことから若い世代のビールへの関心が高いことが窺える。
 合格基準は、2級が70点以上、3級は60点以上。合否結果は10月下旬に各受験者に通知され、合格者には麦芽で作った紙による認定証が交付される。また、100点満点の合格者にはビール1年分(350㍉㍑缶、360本)が特典として支給される。



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