公益財団法人コープさっぽろ社会福祉基金(札幌市西区)は、2021年度「コープ育英奨学生」100人を追加募集する。道内在住の経済的に修学が厳しいひとり親(または両親がいない)世帯で、21年4月に道内の高等学校、高等専門学校に入学した1年生が対象。月額1万円を3年間給付、返済は不要。(写真は、公益財団法人コープさっぽろ社会福祉基金が入っているコープさっぽろ本部)
公益財団法人コープさっぽろ社会福祉基金は、1989年に発足、20年以上にわたって心身障がい児や母子家庭の子どもへの育英奨学金事業、福祉施設やボランティア活動への助成事業を行ってきた。
このほど、コープさっぽろのグループ関連会社が毎年度の経常利益の10%を同基金に寄付することになり、21年4月末に20年度分として6271万円が寄付された。同基金は、この寄付額を財源に21年度「コープ育英奨学生」100人を追加募集することになった。当初は21年度の定員を45人としていたが、180件の申請があった。同基金では、「コロナ禍でひとり親世帯の収入減が拡大していることに鑑みて追加募集を行うことにした」としている。
100人のうち、若干名を不登校生枠とする。奨学金は、年4回、3ヵ月分をまとめて支給する。同基金の「コロナ禍修学援助金」の支給者も応募可能。ホームページ、電話、FAX、メールで「育英奨学金申請書」等必要書類を請求の上、同基金(〒063ー0831札幌市西区発寒11条5丁目10番1号)宛てに送付。申請期間は21年7月1日(木)から8月31日(火)まで。消印有効。
・ホームページhttp://www.csap-f-kikin.org/
・電話011・671・5719(平日の月・火・木・金、午前10時~午後3時)
・FAX 011・671・5741
・Eメール csap.fukushikikin@sapporo.coop