北海道コカ・コーラボトリング(本社・札幌市清田区、以下北海道コカ・コーラ)は、札幌市役所や各区役所でエレベーターの押しボタンなどへの抗ウイルス・抗菌ガラスコーティングの塗布施工を開始した。2009年1月に締結した「さっぽろまちづくりパートナー協定」に基づき、安心・安全に繋がる取り組みとして実施するもの。(写真は、エレベーター押しボタンなどへの塗布施工作業=北海道コカ・コーラ提供)
北海道コカ・コーラのグループ会社、北海道サービス(札幌市清田区)、北海道コカ・コーラプロダクツ(同)が行っている抗ウイルス・抗菌ガラスコーティングはハドラス(東京都江東区)が産学連携で開発した特殊コーティング技術。対象物に塗布すると、空気中の水分と反応してナノレベルの高純度無機ガラス膜を形成、ウイルスや菌の増殖を抑制し接触感染を防止する効果がある。使用環境によって効果のある期間は異なるが、一般的には5年間持続する。
北海道コカ・コーラのグループ2社は、9日午後2時から市役所本庁舎のエレベーターの押しボタンやトイレ、授乳室の出入り口ドアノブ、照明スイッチなどに抗ウイルス・抗菌施工を行った。今後、各区役所にも順次施工を行う。
この抗ウイルス・抗菌施工は、建物内のドアノブやベンチ、テーブルなどにも使用できることから、北海道コカ・コーラでは取引先へのサービス提供事業として取り組みを拡大する予定。