士別市に「まちなか交流プラザ」建設中、「道の駅」登録も予定し来年5月オープン

社会・文化

 士別市と士別商工会議所が出資して昨年3月に設立された第3セクター、まちづくり士別(士別市)は、2021年5月オープンに向けて「道の駅」を兼ねる「まちなか交流プラザ」の建設を進めている。今年10月末には愛称を「羊のまち 侍・しべつ」に決定、新たな市のランドマークとして期待が高まっている。(写真は、建設中の「まちなか交流プラザ」)

「まちなか交流プラザ」は、市の中心市街地に当たる国道40号線沿いの大通東5丁目交差点東側で、今年6月から建設が始まった。以前は、生活雑貨・衣料の「協栄」などが建っていた場所。施設のコンセプトは、「士別の交流をつくる」で、市内の特産品や名産品、士別市の友好都市や近隣市町村の特産品なども販売するほか、新たに起業する人たちに向けたチャレンジショップのスペースも設ける。

 さらに、士別産農畜産物を使った飲食ゾーン、市内の観光情報発信や各種イベントが行える「マチノヒロバ」も整備する。交通連携としては、都市間バスの停留所を併設、雨や雪にあたらずに乗車できるように深い庇(ひさし)も設置する。

 敷地面積は、駐車場を含めて約1214坪(4006・90㎡)、建築面積は約219坪(723・34㎡)、木造平屋建てで延べ床面積は約191坪(632・66㎡)。総事業費は、約4億3500万円。市の負担と経済産業省の消費創出事業補助金を活用する。なお、駐車場の収容台数は、普通車24台、大型車11台。

 21年5月の連休前のオープンを予定しており、「道の駅」の登録も進める予定。付近の「道の駅」には、上川郡剣淵町の「絵本の里けんぶち」と名寄市の「もち米の里☆なよろ」がある。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER