『マツコの知らない世界SP』で紹介された「ポッポ」のフライドポテト、札幌で完売続く

社会・文化

 TBS系で1月3日放送の『マツコの知らない世界SP』で取り上げられた『チェーン店フライドポテトの世界』が、フライドポテトの品薄状態を招いている。中でも札幌市内で1店舗しかない「ポッポ」はフライドポテトの完売が続き、入荷待ちという状態も起きている。(写真は、材料入荷待ちになった「ポッポ屯田店」)
(写真は、「ポッポ」のフライドポテト商品看板)

 放映された『チェーン店フライドポテトの世界』は、ほぼ全てのチェーン店フライドポテトを食べつくした男性が、ジョナサンやシェーキーズなどチェーン店の絶品フライドポテトを紹介するもの。太さや形状、味など人によって好みが分かれるため「このチェーンのフライドポテトが一番」ということにはならないが、食べ歩いてみれば好みのフライドポテトが見つかるのではと提案。

 番組の反響は大きく、紹介されたチェーン店のフライドポテトは翌日から品薄状態に。その中に含まれていたのが「ポッポ」。「ポッポ」は、セブン&アイ・フードシステム(本社・東京都千代田区)が運営するたこ焼きやラーメンなどを提供するファストフード店で、全国のイトーヨーカドーのフードコートではお馴染みの店舗だった。しかし、最近は閉店が相次いでいる。
 
 北海道では、「イトーヨーカドー旭川店」(旭川市)の地下フードコートに入っていた「ポッポ」が2019年5月6日閉店したほか、「琴似店」(札幌市西区)の地下フードコートに入っていた「ポッポ」も7月28日で閉店、「恵庭店」の1階に入っていた「ポッポ」は同店が9月29日に閉店したことによって一緒に姿を消した。
 現在は、「屯田店」(札幌市北区)、「帯広店」(帯広市)、「北見店」(北見市)の3店舗に入っているが、3店舗の中で人口が最も多い札幌市は「屯田店」の1店舗のみ。当然ながら放映翌日からお客が普段以上に集まり、仕事初めの6日はフライドポテトの在庫がなくなり販売できない状況になった。材料の入荷待ちというほどの人気ぶり。手に入らないと思えば手に入れたいと思うのが人情。札幌市内唯一の「ポッポ」のフライドポテト人気はしばらく続きそうだ。
 ちなみに番組では、北海道に関わるフライドポテトとしてHK-R(本社・函館市)が展開する回転ずしチェーン「函太郎」の「インカのめざめフライ」、フレッシュネスバーガーの「北海道産フライドポテト」も紹介された。

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