大通公園がビアガーデン一色になる「さっぽろ大通ビアガーデン」が19日から始まった。第66回さっぽろ夏まつり(実行委員会主催)のメインの催しでいよいよ札幌に本格的な夏が訪れる(写真は、19日から始まった「さっぽろ大通ビアガーテン」。テント内の客席もほぼ満杯)
19日の天候は朝から曇りがちで時折激しい雨が降ったが、夕方からは雨も上がりビアガーデン初日としてはまずまずのコンディション。さっぽろ夏まつりの一環として1959年から始まった「納涼ビアガーデン」は、回を重ねて今や地元札幌っ子はもちろん全国や海外からやってくる観光客で賑わう「さっぽろ大通ビアガーデン」に成長、札幌の夏を彩る一大イベントになっている。
公共の公園がビアガーデンになること自体が珍しいが、当初からビールメーカー各社が参加して収益金の一部を福祉団体に寄付する福祉協賛の取り組みになっている。今でこそこうした社会貢献は珍しくないが、昭和30年代からこの発想の下で連綿と行われてきたことは誇るべき一面と言えそう。
大通5丁目会場は「サントリー ザ・プレミアム・モルツガーデン」、6丁目会場は「ASAHI SUPE R DRY BEER PARK」、7丁目会場は「キリン一番搾りビアガーデン」、8丁目会場は「THE サッポロビアガーデン」、10丁目会場は「世界のビール広場」、11丁目会場は「札幌ドイツ村」。昨年9月の北海道胆振東部地震で被害を受けた厚真町復興支援の一環として、厚真名産ハスカップを使った「ハスカップエール」を数量限定販売する会場もある。
ともあれ、驚くのはその規模。会場には約1万3000席が用意され国内最大級。これから最終日まで昼と言わず、夜と言わず大通公園には圧巻の賑わいが広がる。