北洋銀行(本店・札幌市中央区)は29日、第1回「ほっくー障がい者スポーツ基金」の贈呈式を本店のある北洋大通センター4階のセミナーホールで行った。贈呈先は北海道出身のクロスカントリースキー・バイアスロン・車いすマラソン選手で平昌パラリンピック出場が有望な新田のんの選手(北翔大)など2個人5団体。北洋銀の横内龍三会長から目録がそれぞれ贈呈された。
(写真は、新田のんの選手=左と星澤克選手。後方は北洋銀の横内龍三会長)
「ほっくー障がい者スポーツ基金」は、同行が今年2月から取り扱いを始めた「パラスポーツ応援債」の発行金額の0・2%を同行負担で積み立てる基金。パラスポーツ応援債は優良企業が資金調達のために発行する私募債のひとつ。2月、3月の発行総額は29件、18億7000万円でその0・2%にあたる374万円が寄付金として贈呈された。
選定は、道、札幌市、公益財団法人北海道障がい者スポーツ協会など6者によって設立された「ほっくー障がい者スポーツ基金選定協議会」が決定した。
贈呈式では横内会長が新田選手や北海道出身でクロスカントリースキー・バイアスロンの星澤克選手(立命館慶祥高)のほかNPO法人あ・りーさだ、一般社団法人札幌市障がい者スポーツ指導者協議会、北海道「ほっかいどう未来チャレンジ基金」、公益財団法人北海道障がい者スポーツ協会、一般社団法人札幌市障がい者スポーツ協会の代表者にそれぞれ目録を贈呈した。
横内会長は、「新田選手、星澤選手の頑張る姿は多くの方々に勇気と希望を与えるでしょう」と挨拶、贈呈先の代表として新田選手は「平昌オリンピックの選考に向けてより励んでいきたい」と述べた。
(写真は、贈呈式後のフォトセッション)