北洋銀行(本店・札幌市中央区)17日、2020年度の「ほっくー障がい者スポーツ基金」の贈呈式を本店のある北洋大通センター4階のセミナーホールで行なった。4度目となる今回の贈呈先は、札幌市出身で車いすカーリング日本代表選手の高橋宏美さんなど10個人4団体、1大会で、北洋銀の竹内巌副頭取から目録が出席者に贈呈された。(写真は、贈呈式後の記念撮影。前列左から公益財団法人北海道障がい者スポーツ協会・相馬秋夫会長、高橋選手、一般社団法人札幌市障がい者スポーツ協会・浅香博文会長、後列は竹内副頭取)

「ほっくー障がい者スポーツ基金」は、同行が17年2月から取り扱いを始めた「パラスポーツ応援債」の発行金額の0・2%を同行の負担で積み立てる基金。パラスポーツ応援債は、優良企業が資金調達のために発行する私募債の一つで、昨年度(19年度)の発行総額は約32億円。その0・2%に当たる710万円が今回寄付金として贈呈された。選定先は、道、札幌市、公益財団法人北海道障がい者スポーツ協会など6者によって設立された「ほっくー障がい者スポーツ基金選定協議会」が決定した。

 贈呈式では竹内副頭取が挨拶し、選定先に祝意を表明。「コロナ禍で全員をこの場にお呼びできなかったのが残念だが、皆さんの活動は多くの道民に勇気を与えている。ますます活躍してほしい」とエールを送った。

 目録贈呈後に選手を代表して高橋選手は、「この寄付金を競技力向上などに役立て、次のパラリンピックに出てメダルをとりたい。車いすカーリングはまだまだマイナーなスポーツ。自分たちの活躍を通して認知してもらえるよう頑張っていきます」と笑顔で挨拶した。
 今回の寄付先は以下の通り。
【カテゴリー1】※世界を目指す選手の応援
①金澤碧詩選手(IDアルペンスキー)
②久保和廣選手(CPサッカー)
③斉藤伸弘選手(パワーリフティング)
④鈴木秀則選手(車いすカーリング)
⑤須藤悟選手(パラアイスホッケー)
⑥高橋宏美選手(車いすカーリング)
⑦長江充選手(クロスカントリースキー)
⑧永瀬充選手(パラアイスホッケー)
⑨三澤英司選手(パラアイスホッケー)
⑩依田航選手(IDサッカー)

【カテゴリー2】※普及・振興活動への支援
①公益財団法人北海道障がい者スポーツ協会
②一般社団法人札幌市障がい者スポーツ協会
③道東地区障がい者スポーツ指導者協議会
④函館地区障害者スポーツ指導者協議会
⑤2021ワールドパラノルディックスキージャパンカップ札幌大会



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