札幌電気工事業協同組合青年部は6日、地域貢献活動の一環として子ども虐待防止を呼びかける『オレンジリボンライトアップ&イルミネーション』の点灯式を札幌市東区のサッポロビール園で行った。子どもたち6人が点灯ボタンを押すと木々に据え付けられたイルミネーションが輝き、オレンジリボンのマークが夜空に浮かび上がった。12日までの毎日、日没から午後10時30分まで点灯される。※映像はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください
(写真は、サッポロビール園で行われた点灯式と挨拶する嶋川泰規・札電協青年部長)
札電協青年部はこれまで5年間に亘り、この時期に札幌市内の5つの児童養護施設でライトアップとイルミネーションを行ってきた。今年は児童養護施設に入る要因の1つである子どもの虐待を防止するオレンジリボン運動に焦点をあて、サッポロビール園を舞台にライトアップとイルミネーションを行うことにした。
点灯式は、同ビール園のガーデンショップ付近で行われ、抽選で選ばれた6人の子どもたちが合図とともに大きなボタンを押すと約2万個のLED電球が色とりどりに輝き、子どもたちの歓声が沸き上がった。
札電協青年部の嶋川泰規部長(丸三大信電気常務)は、「子どもの虐待相談件数は全国で年間8万件、1週間に1人の子供の命が失われています。大人が無抵抗の子どもに手をあげる原因の1つが子育ての悩み。虐待かなと思ったり、周りに相談相手がいなければ是非全国共通ダイヤル189番を回してほしい。子育ての悩みにも耳を傾けてくれます。電話をするのは相当な勇気が必要ですが、その勇気が1つの命を救うことになります」と挨拶、オレンジリボン運動への理解を求めた。
12日までの7日間、サッポロビール園の赤れんがに映えるイルミネーションとライトアップが、訪れる人たちに子どもの虐待防止を呼び掛ける明かりになる。