第59回さっぽろライラックまつりが17日から札幌市の大通公園(大通西5丁目~7丁目)で始まった。この日午前11時から大通西6丁目会場で行われたオープニングセレモニーでは、北海道銀行合唱団と北星学園女子高等学校音楽科の生徒が陸上自衛隊第11音楽隊の演奏で「時計台の鐘」「リラの花」「ライラックのうた」などを披露した。※映像はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください

SnapShot(16)(大通公園ではライラックを撮影する人も多く見られた=写真)

 セレモニーには、札幌市の町田隆敏副市長、北海道銀行の上杉真取締役常務執行役員、北星学園の酒井玲子理事・学園長らが出席。上杉氏から町田氏に記念植樹用の成木と市民らにプレゼントされる苗木の目録が贈呈された。

 主催者を代表して町田氏が、「色とりどりの花が咲き始めるこの時期に、野外で文化の香り高い催しを楽しんでいただこうと、ライラックまつりが始まったのは1959年。翌年にライラックが札幌市の木として選定されました。ライラックは、北星学園の創立者であるサラ・C・スミス先生が今から127年前に故郷のアメリカから携えて来られた苗木が始まり。ライラックとともに札幌ならではの清々しい春を皆様も存分に満喫してください」と挨拶した。

 その後、さっぽろライラックまつり実行委員会の阿部典英会長(北海道文化団体協議会会長)が、開催を宣言してまつりがスタートした。また、先着1000人限定で恒例のライラックの苗木がプレゼントされ、多くの市民が並んだ。

 ライラックまつりに合わせて大通西6丁目会場では、世界各国の料理が集まる「インターナショナルフードコート」、大通西7丁目会場では過去最多の100種以上の道産ワインが楽しめる「ライラックワインガーデン」も設営されており、北海道や世界各地の味覚も堪能できる。主会場は大通西5~7丁目で会期は28日まで。また、27~28日は白石区の川下公園でも開催され、先着150人に苗木の無料配布なども行われる。



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