万引防止で道内ドラッグストア4社が防犯協議会設立

社会・文化

 ツルハ(本社・札幌市東区)、サッポロドラッグストアー(同・同市北区)、サンドラッグプラス(同・同)、アインファーマシーズ(同・同市白石区)の道内ドラッグストア4社は、「北海道ドラッグストア防犯協議会」を10月12日に設立した。道警本部生活安全部生活安全企画課と連携、犯罪防止対策や安全な地域づくりに協力する。IMG_7984(写真は、アインズ&トルペのル・トロワ店)

「北海道ドラッグストア防犯協議会」では、企業間で万引などの犯罪被害事例を共有、防犯対策についても事例を共有するほか、各企業の従業員に防犯意識向上に向けた取り組みを推進する。
 
 北海道で万引防止を推進する団体としては、道警本部生活安全部生活安全課と連携した「北海道万引防止ウイーブネットワーク」が2007年3月に設立されている。北海道スーパーマーケット協会や日本チェーンストア協会北海道支部、北海道コンビニエンスストア等防犯連絡協議会など小売業8団体のほか、ツルハ、サッポロドラッグストアー、リラィアブルなどの個別企業も参加している。ここでは、万引の全件届出や万引防止ポスターの作製、万引防止アクションプログラムの制作などを行っている。
 
 2015年の北海道の万引検挙人員は2888人で、少年(14~19歳)が9・3%、一般成人(20~64歳)が45・9%、高齢者(65歳以上)が44・7%。過去10年間で少年が減少する一方、高齢者が急増、13年からは4割を超えている。

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