「北方ジャーナル」2026年2月号が、今日から店頭に並んだ。今月のトップ記事は、本誌の独自追跡レポート「銃なきハンター、最高裁で陳述へ」。全国的に熊被害が頻発し、多くの地域で対策が叫ばれる中、理不尽な理由で銃を取り上げられたハンターの司法での闘いは、ほどなく最高裁で決着をみようとしている。
(画像は、北方ジャーナル2月号の表紙)
その一報が伝わったのは、官庁御用納め直前の12月下旬。自治体の要請でヒグマを駆除して、公安当局に銃を取り上げられたハンターにとって、ここまでの時間はあまりに長かった。銃所持許可取り消し処分の撤回を求めた裁判は、一審の全面勝訴、二審の逆転敗訴を経て、今春にも“三度目の正直”を迎えることになるのか。問題となった駆除行為から早7年あまり、熟練ハンターのもとに銃が返ってくる日への秒読みが始まった。
本誌でしか読めない道警不祥事シリーズにも注目してほしい。地元警察の不祥事の話題は、2025年も事欠かなかった。師走に入って早々に伝えられたのは、新人警察官たちを指導する立場の教官が起こした児童わいせつ事件。犯行現場となった札幌市内のプールは、警察学校が授業で日常的に利用している施設だった。被害を受けた女児らは、いずれも教官自身の実子とほぼ同世代の小学生。書類送検後、身柄拘束を免がれたその人が、別のプールに出入りするようになったかどうかは定かでない。
今回の「核のゴミ」レポートは、この問題を80年代以降追いかけているルポライター・滝川康治氏が、あらためて放射性廃棄物施設問題をめぐる歴史を振り返った、その中編である。80年代に動燃(現日本原子力研究開発機構)が、道北の幌延町で進めようとした「貯蔵工学センター」の計画は、道民や道庁、道議会などの反対に遭って、90年代初めには「立地断念」の寸前になった。
しかし、政府や動燃は巻き返しを図り、同センターの中核施設と位置づけていた「深地層試験場」に絞って建設を模索。当時の堀達也知事の支持母体にも働きかけ、98年には同試験場の単独立地を申し入れるに至る。こうした動きに道北の住民グループを中心にして再び反対の声が広がり、知事室前での座り込みなどを含む抵抗運動が展開された。第2回は、立地断念の寸前から2000年10月の堀知事による深地層試験場の立地受け入れに至るまでの経緯をふり返る。
毎年2月号に掲載している「道東・根室特集」も是非チェックを。サンマの豊漁に湧いた一方で、さまざまな課題を抱える根室市の石垣雅敏市長に訊いた同市の「経世済民」政策、元島民と2世が語り合う「北方領土返還運動」の明日、大地みらい信金の伊藤哲也理事長が取り組む地域イノベーションのほか、地域のホットな話題が満載だ。
このほか、「エスコンフィールド北海道」にほど近い場所でタワーマンションを建設する「北広島市新駅タワープロジェクト」(仮称)を探った住宅不動産情報、「さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニック」に乳がん治療の最前線を取材したメディカルレポートなどもオススメ。道内の事件、話題が詰まった北方ジャーナル2月号のお買い求めは、離島にいる方も都会に住んでいる方もお近くのセイコーマートへ。大手書店、アマゾンなどでも購入可能。北方ジャーナルへの問い合わせや注文などは、右側下にある同誌のバナーをクリック。
※2月号主要コンテンツ
【報道】
■狩人、銃を奪われる【12】──銃なき猟師 最高裁へ ヒグマ駆除裁判、で再逆転判決か
■道警不祥事から考える【82】──児童わいせつの警部補に停職 犯行現場は学校で頻繁に利用
■“核のゴミ”レポート(49)──なぜ幌延がは処理上「要の地」として重要視されたのか
■パレスチナ・ガザを救うため「平和のための日本民衆外交団」が駐日外国公館を体当たり訪問
【ニュース】
■ネムロニュース労組が社を告訴 労基法違反で適正な処分求める
■刑事施設の次期物販業者決まる 「差し入れ」窓口の再開は未知数
■乙部町職員が盗撮で略式命令へ 道新女性記者の下着を無断撮影
■北広島市の断念でさらに激化する候補市の日ハム2軍施設誘致合戦
■札幌市・山口処分場への新幹線残土搬入問題で地元住民団体が抗議行動
■北海学園大学2部の現役学生を札幌中央信組が正職員に採用へ
【2026 道東・根室特集】
■石垣雅敏市長に訊く──長い目で拓く「根室の未来」 次世代に繋ぐ領土返還運動
■元島民と島民2世に訊く──必ず来る「返還のチャンス」 承継で高まる語り部の役割
■大地みらい信金・伊藤哲也理事長に訊く──根室発のイノベーション機構を創設へ
■Topics 根室市役所旧庁舎の地階が防災備蓄倉庫として稼働へ
■Topics 根室のジャズ文化を支えてきた喫茶「サテンドール」が移転存続
【シリーズ・住宅不動産情報】(37)──「北広島市新駅タワープロジェクト」(仮称)
■36階、高さ130mのタワマン Fビレッジの新ランドマークが着工
【医療】──さっぽろ麻生乳腺甲状腺クリニックに乳がん治療と検診の必要性を訊く
■現れたゲームチェンジャー 国内開発の抗体薬物複合体
【連載】──北の大地を拓く新・農業人【9】
■循環型農業で有機農産物の普及を図る千歳の「はるか農園」
【ビジネス】──小さなガーデンシティ「恵庭のMORI」
■土屋ホームが恵庭で道内初の木造4階建て公営住宅を建設
【社会】──「ウイングベイ小樽」に「おもちゃライブラリー」がオープン
■障害がある子供などを支援しようと3年ぶりに“おもちゃ図書館”が復活
【長期連載】
●ルポ「ひきこもり」(125)──星槎国際高校で開かれた「不登校について学ぶセミナー」から
●戦争遺産をめぐる旅(121)──田園の中に佇む無言の証言者 高知空港周辺の「前浜掩体群」



































