北方ジャーナル7月号発売! 今月号トップは本誌独占「鹿児島県警・不祥事隠蔽疑いで海を越えた内部告発」

マスコミ

「北方ジャーナル」2024年7月号が今日15日から店頭に並んだ。今月のトップは、本誌独占「鹿児島県警・不祥事隠蔽疑いで海を越えた内部告発」だ。本号締め切り間際に大きく報じられ始め、にわかに各地の耳目を集めることとなった九州・鹿児島県警察の不祥事隠蔽疑惑──。守秘義務違反の疑いで5月末に逮捕された元警察官は、その2カ月ほど前に組織的不正の実態を文書にまとめて報道関係者に告発していた。情報を受け取ったのは、当地から海を隔てて1600㎞ほど離れた札幌市に住むライター、即ち本誌の記者だった。公益通報を託された当事者が、ここに一連のいきさつを報告する。(画像は、北方ジャーナル7月号の表紙)

 先月号で報じた「中和興産に浮上した不正受給疑惑を追う」の続報にも注目だ。ドミノ倒しとはこのことだ。5月24日の札幌市による「ちゅうわ南保育園」(南区)への事業停止命令を皮切りに、中和興産株式会社(本社札幌)が運営する市内5カ所の保育所が次々に事業をストップ。6月初旬には全てが休園するという前代未聞の事態が発生した。全施設休園を招いた職員の一斉退職の原因、そして、かねてから同社が抱えていた歪んだガバナンスの問題とはいったい何なのか。実は昨秋、破綻の前触れというべき事件が同社の内部で起きていた。第2弾の続報では、保育事業の破綻を招いた中和興産という会社の実態に迫る。

 今月の「シリーズ・住宅不動産情報」では、「活発化する札幌中心部のオフィスビル売買」を取り上げた。再開発やビルの建て替えが進んでいる札幌市中心部。建設が進み外観が見えてきた新ビルもあって街が活気づく一方で、北海道新幹線札幌延伸の遅れや建設費高騰、人手不足などで不動産業界の見通しは不透明。そうした中で、市中心部にある既存ビルのM&Aとも言えるビルの売買が目立っている。地場の不動産業者も積極的にビル取得に動くなど、先行きが読めない中でも動きが活発だ。直近の3ケースを報告する。

 このほか、地域の「ものづくり企業のスピリット」を深掘りする企画第一弾、釧路・株式会社ニッコーの取材レポートもオススメ。釧路に生まれ育った同社は、社是に「挑戦」を掲げて地元産業が抱える課題の解決を原動力にしてきた地域密着型の「ものづくり」企業だ。これまで半世紀近くに亘って蓄積した技術とノウハウから紡ぎだされるオーダーメイドの加工機械やシステムは、道内各地の一次産業を支える大事な役割を担うだけではなく、全国、そして世界へと販路を広げつつある。

 さらに仁木町に起こされていた住民監査請求が棄却された問題の詳細、医療法人 札幌ハートセンターのサテライト診療所「札幌心臓血管クリニックとよひら」のオープンレポート、初夏を前にした北広島の「北海道ボールパークFビレッジ」に、日ハムが後押ししてきたアクティブシニア向け賃貸住宅「マスターズヴェラス 北海道ボールパーク」が誕生したトピックも要チェック。道内の事件、話題が詰まった北方ジャーナル7月号のお買い求めは、離島にいる方も都会に住んでいる方もお近くのセイコーマートへ。大手書店、アマゾンなどでも購入可能。北方ジャーナルへの問い合わせや注文などは、右側下にある同誌のバナーをクリック。

※7月号主要コンテンツ
【報道】
◾️海を越えた内部告発──鹿児島県警の“不祥事隠蔽”で文書を送った「第三者」は本誌記者
◾️中和興産「全保育所休園」の衝撃──保育事業の破綻をもたらした杉澤親子の歪んだ経営
◾️棄却された仁木町の住民監査請求──「業者と町との癒着」を完全否定。拭えぬ疑問を追及へ

【ニュース】
■道医療大「移転方針に変更なし」でもさらに遅れる雲行きの基本計画策定
■ひきこもり支援の一環で札幌市がネット空間の「メタバース」を活用
■月寒グリーンドーム跡に整備が決定したアクセスサッポロに替わる展示場
■「5年」逃がれの雇い止めに疑義のパタゴニア訴訟、札幌で初弁論
■猟友会がヒグマ駆除方針に疑義。自治体の鳥獣対策実施隊が出動を「辞退」
■幼稚園でセクハラの牧師「免職」。職員労組は結成後2度めの団交

【シリーズ・住宅不動産情報】(20)──活発化する札幌中心部のオフィスビル売買
■建設コストの上昇が後押しする「建てるよりも買う」選択

【地域経済】───「ものづくり企業」のスピリット①──釧路・株式会社ニッコー
◾️食産業を支える技術集団の底力、成長の原動力は「地域の課題解決」

【夏のボーナス特集】───新NISA始動で訪れた投資の好機
◾️資産形成のベストタイミング到来。「不透明感」の中で踏み出す勇気を

【企業】───日ハムとの共同事業が“世界がまだ見ぬボールパーク”でスタート
◾️北海道BPに高級賃貸レジデンス「マスターズヴェラス」がオープン

【医療】───新サテライトを札幌ハートセンターが開設
◾️広がる循環器治療のネットワーク、札幌心臓血管クリニックとよひら

【企業】───エコミックで進む次の事業戦略
●「簡単年調」のニーズは年々増加傾向 社会に求められるBPOサービス

【長期連載】
●“農と食”北の大地から(207)──大山利男さんに訊く有機畜産とアニマルウェルフェアの課題(前編)
●ルポ「ひきこもり」(106)──「在宅ピアスタッフ」の道を歩む吉川修司さんのケースから
●戦争遺産をめぐる旅(103)──戦争の記憶と痕跡が残る「大刀洗平和記念館」周辺

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