北海道新聞社(本社・札幌市中央区)は、新本社ビルを札幌市中央区大通東4丁目、南1条東4丁目に建設する。2022年度中に着工し、2024年度中の竣工、利用開始を目指す。(画像は、北海道新聞社新本社ビルのCG=三菱地所設計作成。北海道新聞社提供)

 同社は、北海道新聞創刊と会社設立の1942年から、現在の大通西3丁目に本社を置いて新聞の制作・発行を続けてきた。現本社ビルの北1条館と大通館が、建設から50年前後経過し老朽化が進んでいるため、新本社を移転することにした。
 新本社ビル建設に先行して、2020年12月に旧北海自動車工業整備工場跡地を取得。敷地面積約1078坪(約3564㎡)を利用して鉄骨造(地下は鉄筋コンクリート造)の地下1階、地上9階建て(9階は電気室のみ)、延べ床面積約6064坪(約2万45㎡)の建物を建設する。最高の高さは42m。容積率は500%。

 大通に面した北側正面は、ガラス、金属、レンガを組み合わせ、新聞の紙面をイメージしたデザインにする。新本社ビルの機能を「メディアセンター」と位置付け、1階には店舗スペースのほか、講演会、物産展、新商品発表会など様々なイベントや講演会に使用できる多目的・複合的スペース(最大200席)のほか、動画スタジオも配置する。地域の企業や団体などの情報発信の場として利用してもらうことを想定している。

 また、次世代のメディアの在り方を見据えて、5Gなど最新通信技術を駆使した情報発信に触れたり、体験したりすることができる空間も検討している。ビルは、地下で札幌市営地下鉄東西線バスセンター前駅のコンコースに直結させる計画。上層階には賃貸オフィスフロアも設ける。

 建設地は、札幌の街を南北に貫く創成川の東側、「創成川イースト」地区で、札幌の街づくりの重点地区として再開発が進んでいる。同社は、新本社ビル稼働で札幌の街づくりにも貢献する。なお、現本社ビル(北1条西3丁目の街区含め1378坪=約4450㎡)については、札幌市時計台や大通公園に面した立地を生かし、不動産事業の展開を検討する。 



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