北海道新聞社(本社・札幌市中央区)が、4年後をめどに本社を「大通東4丁目」に移転することになった。現在の本社は「大通西3丁目」にあって観光やビジネスの拠点の立地だが、再開発が進む創成川の東地区に移転することで「創成川イースト地区」の発展を牽引する役割を担う。(写真は、大通西3にある北海道新聞社本社)

 道新の現本社ビルは、1963年に北1条通に面した「北1条館」、79年に道新文化センターや道新ホールがある大通公園に面した「大通館」が竣工。いずれも耐震改修工事を施しているものの老朽化しており、建て替えを避けられなかった。

 道新は移転先として「大通東4丁目」の民有地を取得する契約を先ごろ土地の所有者と締結した。道新企画室によると、「札幌中心部の創成川から東側の地区は再開発がいくつか予定されており、将来的に札幌のビジネスの拠点になる可能性を秘めていることから、新しいメディア環境に対応するためにも本社の移転先に相応しいと判断した」としている。
 土地の引き渡しを受けるのは本年内を予定しており移転時期は4年後だが、具体的な計画立案はこれからになる。

 道新企画室は「大通東4丁目」の具体的な地番や面積について現時点では答えられないとしている。「大通東4丁目」でまとまった広さの敷地を確保できる場所は限られており、現在は駐車場として利用されている土地を含めた北海道電力送配電カンパニー札幌支店・配電部の配電工事グループの社屋が建っている敷地や、民間ビルと3月10日で閉鎖される駐車場を合わせた土地などが想定される。
 道新は創成川イースト地区の南1条東3丁目に昨年3月に竣工した「創成イーストビル」を所有しており、同地区への関心を強めていた。一部では、移転先が南1条東4丁目の「北海自動車工業」の本社敷地とされているが、道新企画室は「大通東4丁目が正しい」としている。

 なお、移転後の現本社ビルの跡地利用についての計画立案はこれからだが、「北海道の代表的な観光・ビジネス拠点という立地を生かして札幌のまちづくりに貢献できるような計画にしたい」(道新企画室)とコメントしている。


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