本サイトと連携している「北方ジャーナル」の12月号が本日15日から店頭に並んでいる。先月、障害者施設関係者を中心に話題を呼んだスクープ、「札幌あゆみの園」における医療事故死の続報をはじめ、今月号もジャーナルでしか読めない調査報道が詰まった一冊だ。その札幌あゆみの園では、事故死と前後して保健師助産師看護師法違反も発覚。運営法人は、10月末までに2通の「事故等発生状況報告書」を監督官庁である札幌市に提出するに至った。入所者の命を奪った、障害者ケアにとって「想定外」の出来事とはいったなんだったのか。事件の背景には重症心身障害者施設が置かれている過酷な実態が見え隠れしている。平成29年12月号(写真は、北方ジャーナル12月号の表紙)

このほか本号では、先の衆院選では選挙に関わった道内与野党の幹部たちを直撃して選挙戦を総括。与党圧勝をという民意を読み解く。さらには再審に向けて日弁連が支援を決めた恵庭OL殺人事件の最新情報、紛糾していた酪農学園大学の学長更迭問題が裁判で決着した件、新刊本「見えない不祥事」の元ネタである道警不祥事検証シリーズなども併録。地域の息吹をリーダーたちの生の声で毎年届けている「オホーツク特集」、小児科の大家・田下昌明氏への子育てインタビューもオススメだ。お買い求めは、離島にいる方も都会に住んでいる方もお近くのセイコーマートへ。大手書店、アマゾンでもオーケー。同誌への問い合わせや注文などは右側下方にあるバナーをクリック。

◆北方ジャーナル12月号のコンテンツ(※一部)
【報道】
■重症心身障害者施設で起きた医療事故を追う(2)。業務上過失致死と保助看法違反が問われた「札幌あゆみの園」の今後

■総括・2017衆院選、与党圧勝という民意を読む。道内勢は自民辛勝、立憲民主が躍進。股裂き状態の民進道連の悲喜劇

■恵庭事件第2次再審請求に追い風。18年めに吹いた風「再審」目前、恵庭OL事件日弁連が支援決める

■酪農大学長更迭問題、法廷で決着。2年経て「解任」撤回

■道警不祥事から考える(20)。道警不祥事、第3四半期は14件が未発表

■創立50周年を迎えた札幌大学の迷走。教員の賃金訴訟で敗訴が確定。狭まる理事長側への“包囲網”

■北海道新幹線の札幌駅をどうする? 地下駅案がダメなこれだけの理由

■珍事? 奥尻島の町有バスから締め出された観光客。1カ月の乗車禁止からやっと再開

【ニュース】
■「線量を毎日測っていないのか」福島元作業員訴訟、原告の指摘

■新人看護師「鬱」発症時期に争い。過労死訴訟、労基判断の是非は

■提訴1年、自衛官母の闘い続く。南スーダンPKO派遣差止訴訟

■無罪のロシア人男性に刑事補償。“おとり捜査”の代償、9百万円

■小樽市議会が森井市長へ“三行半”。辞職勧告決議案を賛成多数で可決

■土屋ホームスキー部の生みの親、葛西らを育てた川本総監督が退任

【特集】
■2017オホーツク/網走市長・北見市長・紋別市長・小清水町長・斜里町長に訊く

■小児科医・田下昌明氏に訊く──子育ては「国育て」そのものだ

【連載】
■シリーズ「拓銀破綻20年」──そこから私たちは何を学んだか(3)。環境の激変を乗りこえる力を/キャリアバンク・佐藤良雄社長

■検証「泊原発は本当に必要なのか」(28)。大きく落ち込んだ販売電力量「泊原発稼働ありき」の不毛

■ルポ「ひきこもり」(27)。「サテライト・カフェin小樽」の取り組みから―地域に出向き当事者や家族を支える“居場所づくり”に挑戦



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