セイコーマート(本社・札幌市)は20日、道内91の児童福祉施設にクリスマスケーキをプレゼントした。サンタクロースに扮した同社の社員50人以上が実際に施設を訪問、子どもたちに「心を込めて作ったケーキなので仲良く食べてね」と声をかけながら手渡した。この日、同社がプレゼントしたケーキは700個に及ぶ。(写真は、札幌あゆみの園でプレゼントを配るサンタクロース)
 

 セイコーマートは、2002年からクリスマスに合わせてケーキやお菓子の詰め合わせセットを児童福祉施設にプレゼントしている。当初は、札幌市内と近郊が対象だったが、08年から北海道全域に広げ、道内各地のセイコーマート社員がサンタに扮して施設を訪問、子どもたちに手渡しするようになった。
 
 札幌市白石区の「札幌あゆみの園」には、午前11時前にサンタが登場。「良い子にしていたかい」とサンタが声をかけながら入ってくると、待ちわびた子どもたちから一斉に歓声と拍手が沸き上がり、サンタは一人ひとりに声をかけたり頭を撫でたりしながらお菓子の詰め合わせセットをプレゼントした。
 
「札幌あゆみの園」は、身障者や知的障がい者の児・者一貫施設で入所しているのは3歳から78歳までの184人。この施設にはセイコーマートのサンタデコレーション生ケーキ7号が28個、お菓子の詰め合わせセットが224個プレゼントされた。
 
 サンタは配り終えると、「仲良く元気よく、うがいと手洗いをして風邪や病気をしないようにね」と呼びかけて施設を後にした。
 
 同社がこの日、用意したのはケーキ700個、お菓子セット5300個。札幌や函館、旭川、稚内、釧路など91の施設、5429人がひと足早いサンタからのプレゼントに喜んだ。


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