札幌学院大学、学費負担少ない「スカラシップ入試」実施

道内大学・教育

 札幌学院大学(江別市)は、一般入学試験と大学入学共通テスト利用入学試験において、スカラシップ入試を導入している。合格した「スカラシップ特待生」は、初年度授業料の全額75万円が免除され、在学中の学業成績が一定の基準に達していれば、最長4年間、最大300万円の授業料が免除される。(写真は、札幌学院大学新さっぽろキャンパス)

 こうした「スカラシップ特待生」以外でも、通常入試で指定の得点を得た者は、「成績優秀者奨学生」として、初年度授業料の半額37万5000円が免除される。この制度には定員がなく、「スカラシップ特待生」と同様に最長4年間で、最大150万円の授業料が免除される。さらに、総合型選抜、学校推薦型選抜で入学手続きが完了している者であっても、検定料無料でスカラシップ入試に挑戦できるチャレンジ制度も用意している。同制度は、入学が決定した後も、授業料全額免除を目指して学習に励むことを促している。

 2023年度入学試験では、全額免除の「スカラシップ特待生」が14人(チャレンジ制度による3人を含む)、半額免除の「成績優秀奨学生」は34人となっている。

 札幌学院大学は、1946年に前身となる札幌文化専門学院の開学時に、勤労学生が多く在籍したことから、現在も相対的に他大学と比べて低学費であることを守り続け、学費負担の少ない大学として認知されている。初年度の納付金は、文系の私大平均を下回っており、「スカラシップ特待生」や「成績優秀奨学生」で授業料を免除されれば、国立大の標準額も下回ることになる。

 一般スカラシップ入試の試験日程(A日程)は、2024年2月3日(土)・4日(日)、試験会場は本学(江別市)、旭川、北見、帯広、釧路、室蘭、函館、青森、盛岡、東京、出願期間は同年1月9日~同年1月24日(水)11時。大学入学共通テスト利用スカラシップ入学試験(A日程)の出願期間は、同年1月9日~同年1月31日(水)11時。合格発表は、いずれも同年2月21日(水)。

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