歯科医師や歯科衛生士、介護職の人材紹介など転職支援サービスを展開しているファーストコネクト(本社・札幌市中央区)は9月29日、北海道札幌西高等学校のキャリア探求学習先として1年生4人を受け入れた。(写真は、キャリア探求学習でプレゼンテーションする札幌西高の生徒たち)

 札幌西高のキャリア探求学習は、1年生を対象に働くことの意義や職業観を学び、自身の進路を主体的に選択して決定する力を育むことを目的にしている。約320人が4~6人のグループに分かれて企業や団体などを訪問、プレゼンテーションを行い、意見交換するもの。今年は、ホクレンや石屋製菓、円山動物園などが受け入れ先となり、ファーストコネクトも初めて生徒を受け入れた。

 キャリア探求学習先として自分たちでファーストコネクトを選んだ1年生4人は、『会員情報を生かすことのできる転職サポート以外の事業サービスを考える』をプレゼンのテーマに設定。生徒たちは、現在の転職事情を説明しながら、①学生向けに個別授業を行う②無料相談会を開催③開業したい人と人を繋ぐ④考え方が近い会員を繋ぐーーの4点を提案、それぞれのメリット、デメリット、過去の先行事例についても言及した。

 生徒たちのプレゼン後に、ファーストコネクトの宮副俊彦社長(43)がコメント、「プレゼンの完成度の高さにびっくりした。会員情報をどう生かすのかについてメッセージがあればもっと良いプレゼンになった」などとアドバイスをした。生徒たち4人が、プレゼンするのは初めての経験。リーダーの藤井和花さんは、「一つひとつを調べると、たくさんの専門的な情報があって、言葉の意味から調べる必要があった。もう少しデメリットへの対応策を考えたり表やグラフを活用すれば良かった」と話していた。4人はその後、約150人が働くフロアを見学、宮副社長から業務内容について説明を受けた。


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