学校法人鶴岡学園(本部・恵庭市)が恵庭市黄金中央5丁目で建設中の「北海道文教大学附属高等学校」の外観が姿を現した。建物は工事用の白いシートで覆われているが、白いシルエットは周囲を圧倒するような重厚な存在感を放っている。竣工まで半年強、躍動のリズムが刻まれていく。(写真は、建設中の「北海道文教大学附属高等学校」)

「北海道文教大学附属高等学校」は、札幌市南区藤野400番地にある「北海道文教大学札幌明清高等学校」が名称変更して移転するもの。移転先は、北海道文教大学の恵庭キャンパス内で高校・大学と7年間の系列高大連携教育を実践するのが目的。それによって学生数の確保や運営の効率化を図る。開校は2021年4月。

 建設中の新校舎は、屋内体育館と一体となった建物で、校舎棟は鉄筋コンクリート造、4階建て、延べ床面積は約2400坪(約7935㎡)。校舎棟の中央には4階まで吹き抜けのアトリウムが広がる。体育館棟は鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造の2階建て、延べ床面積約560坪(約1863㎡)。設計、監理は北海道建築設計監理(札幌市中央区)、施工は松村組(本社・大阪市北区)札幌支店(札幌市中央区)。

 工事は19年6月に始まり、21年1月竣工予定で、現在は工期の中間を折り返した段階。建設中の建物は白いシートで覆われているものの、外観の白いシルエットには学校が持つ空気感のようなものが既に宿されている。

 北海道文教大学札幌明清高等学校の始まりは、1959年に開校した「藤の沢女子高等学校」。66年に「北海道栄養短期大学附属高等学校」、88年には「札幌明清高等学校」に名称が変わり男女共学に。2000年に「北海道文教大学札幌明清高等学校」になった。来春の名称変更は開校以来5度目となる。


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