太陽グループ(本社・札幌市中央区)の東原俊郎会長兼社長は、札幌医科大学が今年2月に導入したエクモカー(人工心肺装置ECMOを患者に装着したまま搬送できる大型救急搬送車)に搭載する医療機器購入費として個人で2000万円を寄付、5月30日に同大から東原氏に感謝状が贈呈された。(写真は、エクモカーを見学する東原俊郎太陽グループ会長兼社長=右)
(写真は、エクモカーを前に記念撮影。左から2人目が山下敏彦札医大理事長・学長、3人目が東原氏)

「エクモカー」は、一般の救急車より車内が広く、各種医療機器を搭載することができるため、医師、看護師、臨床工学士などが同乗して高度な医学的管理を行いながら患者を搬送できる。このため、「動く集中治療室(ICU)」とも呼ばれている。札医大は、新型コロナウイルスによる重症呼吸不全など、ECMO(体外式膜型人工肺)治療を行いながら、広域搬送を必要とする患者の搬送手段が不可欠として道内で初導入した。救命率の向上や後遺症の軽減が期待されている。導入財源として日本財団の助成及び東原氏の寄付金が充てられた。

 この日、札医大基礎医学研究棟5階会議室で行われた感謝状贈呈式では、山下敏彦同大理事長・学長から東原氏に感謝状が贈呈された。山下氏は、「エクモカーの導入により本学コロナ診療の機動性がさらに高まる。また、災害発生時における現地での診療にも対応でき、多くの患者の命を救うことが可能になる。本学地域医療の貢献に大きな力になる」と謝辞を述べた。東原氏は「救急救命医療に貢献できる機会をいただきありがたく思う。搬送時に亡くなる方もいると聞いているので救命率向上に繋がればうれしい」と話した。その後、東原氏は屋外に駐車したエクモカーの内部を見学、スタッフから説明を受けた。
(写真は、感謝状贈呈式)


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