地域包括ケア拠点施設「カレスプレミアムガーデン」開設 大城理事長「新たな事業の一歩」

医療関係

 社会医療法人社団カレスサッポロ(本部・札幌市中央区)は30日、同市東区で建設を進めていた地域包括ケア拠点施設「カレスプレミアムガーデン」(北12条東4丁目)の開設記念パーティーを開催した。大城辰美理事長や小西徹夫施設長をはじめ関係者らが集まり、開設を祝った。IMG_7709(写真は、北海道医療大学の浅香正博学長と歓談する大城理事長=右)

「カレスプレミアムガーデン」は、外来診療や訪問診療のよつば家庭医療クリニックのほか在宅医療福祉支援センター、リハビリ施設、要介護者やホスピスの在宅フロアを備えサポートケアも行う地域包括ケア拠点施設。
 
 建物は5階建てで2階の在宅フロアは要介護者向けが全22室、3階のホスピスフロアは全17室で4階には全11室の一般住宅フロアも用意している。
 
 開設記念パーティーで大城理事長は、「急性期から在宅に至るまですべてを網羅する法人にとっては非常に大事な施設ができた。法人にとって新たな事業の一つを加えることができたので非常に嬉しく思っている。この施設が多くの市民の信頼を得て安定的に発展することを願っている」と挨拶した。

 小西施設長は、「地域包括ケア拠点施設という造語を作って開設したが、地域の皆様の健康を守るために、必要な職種はすべて施設内に集結している。さらにここに来るのが困難な方はこの施設に入っていただいて住み慣れた環境で最期まで過ごしてもらうよう地域に貢献したい」と述べた。
IMG_7673(写真は、挨拶する小西施設長)

 施設の設計・監理は画工房(本社・札幌市中央区)で建築はテスコ、設備は西原衛生工業所、電機はキンデンの分離発注。建物は外断熱方式を採用、従来の内断熱で建物した場合に比べ年間CO2排出量は1600本の木を植えたのと同じくらいの削減効果があるという。
 関係者による鏡開きが行われたほか、料理に交じって大城理事長らが趣味の魚釣りで自ら釣り上げたブリの刺身や寿司も振る舞われた。

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