社会医療法人社団カレスサッポロ(本部・札幌市中央区)は、旧北海道拓殖銀行の行員寮「藻岩寮」の土地建物を取得した。カレスサッポロは建物を解体して地域包括ケアシステム拠点「カレスプレミアムガーデン」を建設する。(写真は、カレスサッポロが取得した「藻岩寮」)

 旧拓銀の「藻岩寮」は、札幌市中央区南16条西14丁目1ー20に位置し、市電が走る福住桑園通に面して西向きに建っている。敷地面積は、約520坪(約1722㎡)、地下1階、地上3階建て、61室。1991年9月に完成している。

 99年からベネッセコーポレーション(本社・岡山市北区)のグループ会社、ベネッセスタイルケア(同・東京都新宿区)が入居型介護サービスの「メディカル・リハビリホームくらら山鼻」として同建物を利用してきたが、昨年移転、空き状態になっていた。

 カレスサッポロは、信託受益権をファースト信託(本社・大阪市中央区)から4月3日に取得した。取得金額は非公表。

 カレスサッポロは、建物を解体、札幌市東区北12条東4丁目で展開している住宅型有料老人ホームや居宅介護支援事業所、訪問看護ステーションなどの地域包括ケア拠点施設「カレスプレミアムガーデン」の2棟目を建設する。

 なお、解体を前に4月7日(日)の午前中、旧拓銀行員などを対象に「藻岩寮」を自由に見てもらうことにしている。
※2019年4月8日記事一部削除しました。


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