新党大地の鈴木宗男代表は12日午後、政治資金規正法違反事件で東京高裁有罪判決が出た石川知裕衆議が明日13日午後から開催される新党大地第8回北海道セミナーで自ら出処進退を明らかにする見通しだと語った。そのうえで、7月参院選北海道選挙区から新党大地が候補を擁立するかどうかも鈴木代表が表明するという。12日午後、札幌市内のホテルで開かれた政治家を目指す勉強会「ムネオ塾」の挨拶で明らかにした。(石川議員の去就について発言する鈴木宗男氏)
鈴木代表は、石川衆議が既に後援会の一任を取り付けていることを示し、「明日午後零時半からのセミナーで石川さんが自ら発表する。思いを公に披瀝されるものだと思う」と語った。
鈴木代表は、石川議員が有罪になった東京高裁判決に触れ、「判決を下した裁判長は東電OL殺人事件の高裁判決で一審無罪の被告人を有罪にした裁判長だ。再審ではDNA鑑定で無罪になった。こんな裁判長が下した判決を正しいと思ったらとんでもない。憤りを感じる」と述べた。
鈴木代表は、石川議員の判断を待ち、7月参院選北海道選挙区で候補を擁立することも示唆した。