札幌市とイオン北海道(本社・札幌市白石区)は2023年11月11日、同市西区発寒8条12丁目1のイオンモール札幌発寒で、ウェルネスパートナー協定を締結した。札幌市民のウェルネス(健康寿命延伸)推進に向けて、連携・協力して取り組む。札幌市とウェルネスパートナー協定を締結するのは、28社目。(写真は、札幌市とイオン北海道のウェルネスパートナー協定締結式)
札幌市は、2022年度から2031年度までの第2次札幌市まちづくり戦略ビジョンで、3つの重要概念の一つにウェルネスを掲げている。市は、「誰もが幸せを感じながら生活し、生涯現役として活躍できること。身体的、精神的、社会的に健康であること」をウェルネスと定義づける。2023年9月には約40の企業・団体の実務者を集めた第1回ウェルネス推進会議を開催、ウェルネス推進に向けた取り組みを進めている。
今回、イオン北海道はこうした動きに賛同、札幌市とウェルネスパートナー協定を締結することにした。協定に基づいて、①市民の健康寿命延伸に資する取り組み②健康寿命延伸に取り組む市内企業・団体の活動促進に資する取り組み③健康さっぽろ21の推進に資する取り組み–の3項目について緊密な連携を図っていく。
この日、イオンモール札幌発寒の1階すずらん広場で協定締結式が行われた。札幌市の秋元克広市長は、「札幌市民の健康寿命は、全国平均から男女とも1歳から2歳低い。雪に閉ざされる期間の運動習慣がないことなども影響しているかもしれない。誰もが自分らしく活躍できる時間を長くして、市民の幸せに繋がるまちづくりを一緒に進めていきたい」と話した。
イオン北海道の青栁英樹社長は、「協定のビジョンは、私たちの会社が目指す役割と一致する。間もなくモールウォーキングも始まるので、健康増進のために、この施設を使っていただきたい。地域のお客さまの健康な生活を守ることが、私たちの使命なので、一緒に取り組んでいきたい」と語った。
両者は、協定締結を記念して11月11日と12日の2日間、ボッチャやクロリティのパラスポーツ体験会と野菜摂取量を測定できるベジチェック、ロコモ度テストなど、健康体験会なども開催した。
(写真は、ベジチェックで野菜摂取充足度が「たっぷり」の「10」判定を出した秋元市長)