秋元克広札幌市長「『探偵はBARにいる3』に出ています」、政治資金パーティーでPR

札幌市政

 秋元克広札幌市長の連合後援会「さっぽろの未来をつなぐ市民の会」は2日、政治資金パーティー「秋元克広のさっぽろ未来セミナー」を開催した。会場となった札幌市中央区のロイトン札幌3階ロイトンホールには支援者約800人が集まり、就任2年半を迎えた秋元市長の市政報告に耳を傾けた。秋元市長は、映画『探偵はBARにいる3』に触れ、「札幌の名所が随所に出てきますが、私もファイターズの栗山英樹監督と出ています」とちゃっかりPRしていた。パーティーは3回目。IMG_9016(写真は、パーティーで挨拶する秋元克広市長夫妻)

 最初に「さっぽろの未来をつなぐ市民の会」共同代表の加藤欽也氏(ほくていホールディングス社長)が挨拶、「札幌市には出生率が東京都より低いことや北海道・札幌オリパラの誘致問題、北海道新幹線の駅の問題、アクセス道路、丘珠空港、ボールパークなど課題が山積している。秋元市政が市民の支援でこれらの問題を解決して、さらに良い札幌を築くことに繋がれば」と述べた。

 続いて、特別講演として作家北杜夫の長女でエッセイスト(サントリー勤務)の齋藤由香氏が『どくとるマンボウ家の素顔~イキイキと元気で生きるコツ』をテーマに講演。由香氏は、祖父の齋藤茂吉氏と祖母の輝子氏が結婚するきっかけや晩年まで夫婦仲が悪かったこと、輝子氏が人の目を気にせずやりたいことをする猛女で89歳までに世界108ヵ国を旅したことなどを紹介した。

 また、父親の北杜夫氏が夏は躁病、冬はうつ病の繰り返しで家族がそのたびに振り回されたエピソードを話した。最後に、父親や叔父の齋藤茂太氏が話していた心が楽になる生き方を紹介、「なにごとも80%で満足するコツを身に付けること、ユーモアを身に付けること。この2つがあればイキイキと元気に生きることができるのでは」と語った。

IMG_9006 (2)(写真は、特別講演をした齋藤由香氏)
 最後に秋元市長が登壇して就任2年半の実績を報告。雇用についてトップセールスによる企業誘致を実施、「市長就任からこれまでに34社を誘致、約1400人分の雇用を創出した」と話した。そのほか、札幌市へのUIターン就職センターを東京に開設、首都圏7大学と就職促進協定を締結するなどして、136人が札幌の企業に就職することが決まったことを報告した。
 女性子育てに関して、2015~16年度で2153人分の保育定員を拡大、待機児童を市長就任前の323人から7人に減らしたことも強調した。

 今後のまちづくりに関して、国際会議場を都心部に誘致することや特別養護老人ホームの定員を19年度までに7000人分確保することなどを訴えた。秋元市長は「就任以来、対話を重視して地域の会合に出席してきたが、これからも積極的に地域の声を聞いていく」とした。
 最後に『探偵はBARにいる3』を紹介し、「封切り前であまり言えないが、私も栗山監督と出演しています。札幌の名所もたくさん出てくるので是非見てください」とPRしていた。

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