4月12日の札幌市長選に出馬する秋元克広前副市長(59)と「さっぽろの未来をつなぐ市民の会」のセミナーが20日、札幌市中央区の札幌パークホテル3階パークホールで開催された。民主党の推薦が決定した後に初めて開催されたセミナーだったが、秋元陣営が掲げる市民党らしく民主党国会議員らの姿はなく、秋元支援を表明した上田文雄市長も姿を見せなかった。主催者発表で1300人が参加した。IMG_3249(写真は、決意表明する秋元克広氏)
 
 セミナーは、2部制で1部では公益財団法人日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎氏が、『夢があるから強くなる』と題して特別講演を行い、Jリーグの創設期の状況やFIBA(国際バスケットボール連盟)が日本バスケ協会改革のために今年設立したタスクフォース全権に就任した経過、改革の方向性などについて約1時間に亘って話した。
 
 2部に入って最初に「さっぽろの未来をつなぐ市民の会」共同代表の1人である横山清アークス社長が登壇、「これからの札幌の街づくりには、馬力と先見の明、リーダーシップのあるトップが必要だ。そういう人が世界で有名な札幌市を引っ張って行かないといけない。(秋元さんは)99%大丈夫だと思うが相手候補も本気になっている。秋元さんを市長にしないと世界の札幌になり切れない」と述べた。横山氏が公の前で秋元氏の支持を明確に打ち出したのは昨年11月の1回目のセミナー以来2度目。
 
 続いて秋元氏は、「大向こうをうならせる派手な政策はないかもしれないが、日常の市民生活、企業経営者の声を真摯に受け止め、できないことを言わず市民のために実現できること、これからの札幌に繋がって行く事業を政策にした。今後5~10年間は札幌、北海道の大きな転換点になる。財政状況をしっかり見据えながら必要な事業を重点化して物事を決めていく即戦力のリーダーが必要だ。地元の人々や地元の企業の方々を大切にしながら徹底した地域主義で、札幌の街から北海道全体を元気にしていきたい」と決意を語った。
 
 閉会の挨拶に立ったのは市民の会共同代表で選対本部長の加藤欽也昭和交通社長。「秋元さんは常に理念を持った話をする。これから市長選に向けて様々な候補者討論会が予定されているが、その中で秋元さんの理念がしっかり示され、もうひとりの候補との差が出てくると思う。これから投票日まで51日間全力で走った後に素晴らしい街づくりが始まると思っています」と締めくくった。ちなみに会費は1万円だった。
 
 なお、秋元氏の総決起集会は、3月28日(土)午後1時半から札幌パークホテル地下2階パークプラザで行われる。
IMG_3244(写真は、挨拶する「さっぽろの未来をつなぐ市民の会」共同代表の横山清氏)


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