北海道のイオングループ2社(イオン北海道、マックスバリュ北海道)は25日、電子マネー「創造都市さっぽろWAON」の利用金額の一部と有料レジ袋収益金の合計579万1566円を札幌市に寄付した。創造都市WAONの寄付は3回目、レジ袋収益金の寄付は9回目。(写真は、寄付金贈呈式。左から佐々木晃一・イオン北海道執行役員営業本部エリア推進部長、星野三郎・イオン北海道社長、秋元克広市長、出戸信成・マックスバリュ北海道社長、ワオン君、玉生澄絵・マックスバリュ北海道取締役人事総務本部長)
札幌市とイオン(本社・千葉市美浜区)は、2014年1月に「さっぽろまちづくりパートナー協定」を締結、北海道のイオングループは同年3月、利用金額の一部を市の文化芸術振興基金に寄付する「創造都市WAON」カードの発行を開始した。発行枚数は現在、約6万7000枚。
今回は、16年3月1日から17年2月末までの利用金額の一部538万3473円(イオン北海道337万6980円、マックスバリュ北海道180万2632円、ダイエー20万3861円)を贈呈した。寄付金は、PMF(パシフィック・ミュージック・フェスティバル)や札幌市内の全小学校6年生を札幌コンサートホールに招待する「キタラファースト・コンサート」、小学生を劇場に招待するミュージカル鑑賞プロジェクト「こころの劇場」に活用される。
レジ袋の有料化は2008年から開始しており、現在はイオン北海道40店舗、マックスバリュ北海道90店舗の合計130店舗で有料化を実施。09年からレジ袋収益金を店舗がある地方自治体や地域の市民団体などに寄付、環境保全活動や地域貢献活動の取り組みに役立ててもらっている。
札幌市へは09年からさぽーとほっと基金に寄付しており、今回は同期間に集まった40万8093円(イオン北海道14万4646円、マックスバリュ北海道26万3447円)を贈呈した。
この日、札幌市役所10階で寄付金贈呈式が行われ、イオン北海道の星野三郎社長、マックスバリュ北海道の出戸信成社長から秋元克広市長にそれぞれ目録が手渡され、市長からは感謝状が贈られた。
「創造都市WAON」の利用は前期比120%伸びており、全国に120種類あるご当地WAONの中で常にベスト10に入る利用度。発行4年目の今年は雪まつりのデザインを変更、PMFに関連するデザインにする。