「コーチャンフォー」のリラィアブル、北海道と包括連携協定

道政

 本・音楽・文具・飲食を扱う、全国最大規模の複合店「コーチャンフォー」を道内外で展開するリラィアブル(本社・釧路市)は2024年7月8日、北海道と包括連携協定を締結した。文字・活字文化の普及推進や文化芸術活動の支援、店舗を通じた道産食材、商品の魅力発信などに協働で取り組む。(写真は、リラィアブルと北海道の包括連携協定締結式。左から鈴木直道知事、佐藤暁哉社長)

 リラィアブルは、鈴木直道知事(43)が1期目に設置した「ほっかいどう応援団会議」のメンバーとして、これまでもコロナ禍で需要が減少した道産食材や道産商品の消費喚起を「コーチャンフォー」で実施するなど、協力関係があった。さらに踏み込んだ協働事業を行うため、およそ1年をかけて両者間で中身を検討、今回の包括連携協定締結に至った。

 この日、道庁知事会議室で行われた協定締結式には、リラィアブルの佐藤暁哉社長(46)と道の鈴木知事が出席、協定書に署名した。鈴木知事は、「道外2店舗を含めた店頭での道産食品の取り扱い、観光情報の提供などを通じて北海道の魅力発信に取り組んでいきたい。また、地域や学校の協力を得て、子どもたちの読書活動を一緒に支援したい」と話した。
 
 佐藤社長は、「北海道の作家、アーティスト、漫画家の各作品や北海道の木材を利用した文房具など、店舗の北海道コーナーを通じて今まで以上に取り組みたい。北海道には魅力的なものが、まだまだあることを道民や道外の人たちに知ってもらい、旅行や進学、就職の選択肢として北海道を選んでもらいたい」と語った。

 本に触れる機会が少なくなっているため、リラィアブルでは、子どもたちを対象に、UHBアナウンサーや高校生らによる読みきかせを各店舗で定期的に開催しているが、協定締結を機に学校を訪問して、こうした読み聞かせも実施していく意向。

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