「ふざけるな!道議会」――そんな思いを強くした道民も多いのではないか。来年1月に完成、6月から利用が始まる道議会新庁舎に喫煙室を設置する問題のことだ。いまどき新しい建物、しかも自治体の議決機関であり知事や執行機関の監視機関に喫煙室など時代錯誤も甚だしい。吸いたいならプライベートな空間(家)で吸えばよいだけの話ではないのか。(写真は、来年1月竣工に向け建設が進む道議会新庁舎)

 1951年に建てられた現在の道議会庁舎は老朽化が進行、耐震性やバリアフリーにも問題があるため、現在隣接地に新庁舎建設が進んでいる。110億円を投じて建設される建物は地下1階、地上6階建て、延べ床面積1万9200㎡で木材やレンガなど道内15地域の資源も活用されるという。

 100億円を超える建設費の全部ではないにしても多くは道民の税金が原資になっているのは間違いない。民間が造るビルとは性格が違い、選挙を勝ち抜いて道民の負託を受けた議員たちが集まり北海道の進む道を議論する方向舵の役割を持つビルなのである。道議たちの目線は庶民感覚でも行動には一段高い振る舞いが求められるのは選良の責務だ。

 現在、5階まで建設されている道議会の真新しい建物が青空に映える姿は、完成後の堂々たる庁舎を彷彿させ見る人の高揚感を掻き立てる。そこに喫煙室は似つかわしくないし、求める道議の見識を疑う。血税で新庁舎を建ててもらい、その上喫煙室まで要求するのは虫がよすぎる。そんなに吸いたいなら道議会に来なければよい。


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