道内の若手経済人らでつくる鈴木直道北海道知事候補予定者の応援組織「チャンス!ホッカイドウ」は23日、札幌市中央区の札幌プリンスホテル国際館パミールで「NEXT150 チャンス!ホッカイドウ フォーラム」を開催した。鈴木氏(38)と小泉進次郎衆議(37)が登壇、ピンチをチャンスに変えることをテーマに話し、会場からの質問にも答えた。若手経済人や学生など約300人が参加した。(写真は、鈴木直道氏=右と小泉進次郎氏)
冒頭、小泉氏は札幌三越前で行った応援演説に触れ、「鈴木さんへの3つの批判に反論してきた。『若いから経験不足』というが、人口増加の成功体験がある人にはこれからの舵取りはできない。この人にしかない経験があるかどうかが大事。財政再生団体の夕張を引っ張ってきた鈴木さんはそれを持っている。2つ目の北海道出身じゃないという批判。むしろ道産子じゃないからわかることがたくさんある。3つ目は、若いのに飲み会でお酒を注がないこと。私は、そんなことを言う人間には絶対になりたくない。いずれにしろ、鈴木さんへの批判は、日本が変わらなければならないことの象徴ともいえるものだ」と語った。
鈴木氏は、「自動運転のテストコースを北海道に誘致するなど厳しい環境の中だからこそピンチをチャンスに変え、世界の最先端をいく研究ができるのではないか。できることだけを手掛けるのではなく、ポテンシャルがあるのだから様々なことに挑戦していきたい」と話した。
会場とのやり取りも行われ、「どうすれば北海道の若者が北海道に住み続けてくれるかを考えるより、鈴木さんが知事になったらむしろ『北海道から出て行け、行きたいところに行け』と言ってほしい。残った者の役割はそんな若者たちが戻りたくなる地域をつくること。戻りたい、働きたい、住みたいと思う北海道をつくることが大事だ」と小泉節を披露。
鈴木氏は、「夕張では小中高一貫で英語のマンツーマン授業を公立で初めて取れ入れた。グローバル人材の育成が目的で、この街に育ててもらったという思いを持って世界で活躍してほしいと思ったから。いずれ夕張からノーベル賞受賞者が出て、夕張に育ててもらったと言ってもらいたい」と話していた。