北海道知事選から1ヵ月が経過、落選した佐藤のりゆき氏(65)は、「まだ次のことを考えられる状態ではない。HBCアナウンサー時代からフリーキャスターになってずっと走ってきたので、しばらくはゆっくりと休養して充電したい」と現在の心境を語った。(写真は、心境を語る佐藤のりゆき氏)
佐藤氏は114万票の得票に付いて「重みを感じるとともに感謝の気持ちでいっぱいだ。落選したとはいえこの得票に応えなければならないと思っている。何が自分にできるのかを考えたい」と語った。
来年の参院選について「確かにそういう声(出馬を促す声)もあるが、私は政治家になるために知事選に出馬したのではなく、キャスターとして道内を隈なく歩き、今の道政が抱える課題を解決しなければならないという強い思いで出馬した。いわばキャスターの集大成と言う意味合いもあって出馬したので、敗れたが満足はしている。だから参議や衆議になるつもりは全くない」と政治の道に進むことはないと断言した。
自身が主宰する北海道独立研究会も一旦活動を中止して、形を変えて継続するのか解散するのかを考えて行きたいとした。
「キャスター業に復帰するのか?」の問いに、「キャスターを卒業して知事選に出馬したので戻ることはない」と述べ、「ただ世の中の様々なことに対してコメンテーター的な活動はしていきたい」と語り、「若者たちの政治離れ、選挙離れは黙過できないと思っており、啓蒙活動的なことはしたい」とした。
当面は国内外を旅行して北海道を外から見つめ直し再起動の芽を育む考えのようだ。