【北方ジャーナル提携記事】道知事候補の佐藤のりゆき氏と札幌市長候補の本間奈々氏にしてみれば、まさに「瞬殺」だった。投票が締め切られた12日午後8時、選挙特番が始まった瞬間に「道知事に高橋はるみ氏が当選確実」をNHKが打った。続けて「札幌市長に秋元克広氏が当選確実」の報が続く。落選 のりゆき(悔しさを前面に出した佐藤のりゆき氏)

 下馬評を含めて高橋氏が圧勝することは予想ができた。与野党対決の構図といっても民主党が乗り気がしない中での支援、新党大地も本腰を入れることはなかった。
 さらには低投票率が伝えられる中、無党派層が動かないとあっては佐藤氏に勝てる目はなかった。
 
 少し意外だったのは、秋元氏も出口調査で本間に大差をつけて早々と当確が打たれたことだ。だが、これも考えてみれば納得できる。本間氏擁立をめぐって自民党札連が割れ、橋本聖子元札連会長や森元首相から為書きが秋元に寄せられるようでは終わっている。保守・経済界が結果的に本間氏ではまとまれなかったことが、この結果の全てと言っていい。

当選 秋元(札幌市長に初当選した秋元克広氏)


1人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。