札幌市中央区南1条西4丁目7の木造2階建て雑居ビル「4丁目会館」が、解体される見通しになった。2025年12月末に不動産業のワイ・エス・ジー(本社・札幌市中央区)が、同ビルの土地建物を取得、近隣を含めた一体的な開発が予定されているためだ。昭和の風情が色濃く残る「4丁目会館」とのお別れも近い。
(写真は、「4丁目会館」の外観と内部)
「4丁目会館」は、駅前通と西5丁目通を結ぶ仲通りに面して建っている。土地面積は約57坪(190・26㎡)、建物は木造2階建て、延べ床面積約63坪(210・73㎡)。外観は、写真のように、昭和の古き良き時代を彷彿させる。建物が建てられた時期ははっきりとしないが、昭和54年(1979年)に増改築の登記が行われており、それよりも以前、昭和40年代(1966年~)の建物のようだ。1階に入ると時代が遡ったような空間が広がり、飲食店が数軒営業している。ミシミシと音が出る階段を上ると、こちらも昭和の時代が染み込んだような空気感が充満している。
もともとの持ち主は、丸イ山口商会(札幌市中央区)だったが、令和7年(2026年)12月末にワイ・エス・ジーが土地建物を取得した。ワイ・エス・ジーは、南1条西4丁目の「いきなり!ステーキ札幌南店」が入るフジイビルや「点心札幌」「山の猿」「たま」「平塚ジンギスカン」などが入る「NKC1・4ビル」など、3棟の雑居ビルの土地と更地を同時期に取得した後に、大和ハウス工業(本社・大阪市北区)に売却している。大和ハウス工業は、このエリアで一体開発を計画しており、隣接する「4丁目会館」も早晩、同社が取得することになりそう。昭和の風情が、また一つ街中から消えていく。



































