オフィスビルが足りない千歳市でオフィスビル2棟が着工

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 ラピダス(本社・東京都千代田区)の次世代半導体工場の稼働でオフィスビル需要が増えている千歳市で、新築オフィスビル2棟の建設が計画されている。1棟は既に着工しており、もう1棟は2025年10月にも着工する。竣工は、来春と来秋になりそう。(写真は、アルファコートのオフィスビル建設現場)
(写真は、大和ハウス工業のオフィスビル建設地)

 2025年8月中旬に着工したのは、JR千歳駅北口の末広6丁目3-6。「JRイン千歳」の東側で、時間貸し駐車場として利用されていた場所。敷地面積約343坪(1132・05㎡)のうち、建築面積として約180坪(596・14㎡)を使って、鉄骨造、地上7階建ての建物を建設する。延べ床面積は約1180坪(3896・03㎡)、建築物の高さは30・892m。工事期間は、2025年8月18日から2026年4月30日。建築主はアルファコート(本社・札幌市中央区)、設計、監理、施工も同社。

 2025年10月1日に着工予定なのは、国道36号沿いの錦町4丁目1。以前は、「ビックリッキー千歳店」(2025年1月13日閉店)などが建っていた場所。敷地面積約608坪(2006・94㎡)のうち、建築面積として約448坪(1481・09㎡)を使って鉄骨造、地上5階建ての建物を建設する。延べ床面積は約2375坪(7839・17㎡)、建築物の高さは21・36m。工事期間は、2025年10月1日から2026年10月31日まで。建築主は大和ハウス工業(本社・大阪市北区)北海道支店(札幌市東区)、設計、監理は山下設計(本社・東京都中央区)北海道支社(札幌市中央区)、施工は萩原建設工業(本社・帯広市)。

 千歳市の中心部では、時間貸し駐車場として利用されていた敷地が相次いで閉鎖され、ホテルや賃貸マンションの建設が始まっている。オフィスビルは、千代田町3丁目6の「スギハラ薬局千代田店」跡地に、地元の杉原商事が6階建て、延べ床面積約832坪(2747・42㎡)の1棟を建設中。今回の2棟を含め、さらにオフィスビル建設が進んでいきそうだ。

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