JR北海道(本社・札幌市中央区)は、「極楽湯さっぽろ弥生店」(同市同区北3条西12丁目1)跡地を利用して、賃貸マンション&商業施設の建設を進めているが、賃貸住宅1階に「タリーズコーヒー」、商業施設2階には、「サツドラ」などが入ることになった。いずれも開業は、2026年2月の予定。(写真は、北3西12で建設が進められている賃貸マンションと商業施設)
JR北海道グループが運営していた「極楽湯さっぽろ弥生店・ホテルさっぽろ弥生」は、2021年8月末に営業を終了、2022年上期中に、建物の解体が終わり、更地になった。東側の「ホテルさっぽろ弥生」跡地約1636坪(約5400㎡)では、先行してJR北海道と大京(本社・東京都渋谷区)北海道支店(札幌市中央区)が、分譲マンション「ザ・ライオンズ札幌植物園YAYOI GARDENS」の建設に着手しており、2025年6月に竣工する予定。
西側の「極楽湯さっぽろ弥生店」跡地では、2024年4月から敷地面積約992坪(3274・04㎡)のうち、建築面積として約695坪(2296・61㎡)を使って、鉄筋コンクリート造の賃貸マンション(地上14階建て)と、鉄骨造の商業施設(3階建て)の建設が始まっている。賃貸マンション「ジュノール札幌植物園」の戸数は78戸(1LDK約42㎡=13戸、2LDK約56㎡=39戸、3LDK約64~71㎡=26戸)、延べ床面積は約1800坪(約5941㎡)。1階には、「タリーズコーヒー」が入る。
賃貸マンション入居者には、kitaca定期券チャージ還元サービスの実施を予定。また、建物は、「ジュノール」シリーズとして初のZEH(年間エネルギー消費量プラスマイナスゼロにすることを目指す住宅)を取得する予定。
商業施設は、延べ床面積約1573坪(5193㎡)、1階は駐車場、2階に「サツドラ」、3階にフィットネスジムと「ナカジマ薬局」、クリニック4科が入る。賃貸マンション&商業施設は、分譲マンションと同様に設計、監理は砂子組(本社・空知郡奈井江町)一級建築士事務所、施工は砂子組(同)が行っている。