不動産業のサラサ(本社・札幌市中央区)は、保有していたススキノの飲食店ビル旧「ジャスマック札幌3番館」(同市同区南5条西5丁目8-1)の土地建物を、福岡市の不動産事業者TMビル(同・福岡市中央区)に売却した。(写真は、TMビルが取得した旧「ジャスマック札幌3番館」)
旧「ジャスマック札幌3番館」は、1983年11月に竣工した飲食店ビル。土地面積は105・40坪(348・43㎡)、建物は地上8階建て、延べ床面積は588・00坪(1943・96㎡)。飲食テナントが退出した後の2024年5月末に、ジャスマック(本社・東京都港区)からサラサが、土地建物を取得していた。
サラサは、再利用か売却かを検討していたが、売却方針を固め、2024年10月末にTMビルに売却した。TMビルは、福岡県や熊本県、鹿児島県など九州や関西、北陸、東北、関東の主要都市の繁華街に特化した不動産事業を展開している。北海道では、札幌市のススキノや琴似に飲食店ビルを5棟所有、展開しており、今回の旧「ジャスマクック札幌3番館」は、6棟目で「TM48」としてリニューアル工事中。土地建物には、TMビルが所有する他物件の共同担保で、10億2000万円の根抵当権が設定されている。根抵当権者は、九州リースサービス(本社・福岡市博多区)。