京阪電鉄不動産が札幌・大通地区にオフィスビル、「サザンクロス札幌」2025年2月竣工

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 京阪電鉄不動産(本社・大阪市中央区)は、大通・狸小路地区で、同社初のオフィスビルを2025年2月に竣工させる。札幌市中央区南3条西3丁目11-1の「札幌スポーツ館」本店跡地に建設していたもので、ビルの名称は「サザンクロス札幌」。(写真は、2025年2月竣工予定の「サザンクロス札幌」)

「札幌スポーツ館」本店は、1982年3月にオープンした地下1階、地上8階建て、延べ床面積は約841坪(2776㎡)の商業ビルだったが、2022年10月に、40年の営業を終了した。土地建物は、2021年8月に、土地・建物コンサルタントの地仙(本社・愛知県豊橋市)が取得し、同年10月に、京阪電鉄不動産に転売されていた。

「札幌スポーツ館」本店の営業が終了した後に、建物は解体され、2023年10月頃からオフィスビル建設が始まった。敷地面積約226坪(748・74㎡)、建築面積約172坪(568・36㎡)、鉄骨造、地下1階、地上11階、延べ床面積は約1982坪(6541・04㎡)、建物の高さは47・300m。基準階面積は約141・74坪(468・56㎡)。

 建物の躯体以外には、リサイクル材を採用し、省資源に配慮しているほか、事務所フロアは、フリーアクセスフロアを採用しており、将来の部材再利用にも繋げられるようにしている。大通、ススキノ周辺の新築オフィスビルとしては、2024年11月に、東急不動産(本社・東京都渋谷区)がスガイディノス跡地に竣工させた「コネクトサッポロ」があるほか、2025年春には、鹿島建設(同・同都港区)が4丁目プラザ跡地に建設している商業施設と複合化した「札幌4丁目プレイス」が開業する。

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