札幌・菊水5条2丁目旧ほくさん創業の地約1400坪が時間貸し駐車場に

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 札幌市白石区菊水5条2丁目の旧ほくさん創業の地で「エア・ウォーター札幌菊水事業所」跡地が、レックスコーポレーション(本社・札幌市東区)が運用する月極・時間貸し駐車場と、北海道トラベルサービス(同・同市中央区)が運用する観光バス専用駐車場になった。駐車台数は月極・時間貸しが90台、観光バス22台。(写真は、旧ほくさん創業の地を利用して運用が始まった駐車場)

 南郷通沿いにあった「エア・ウォーター札幌菊水事業所」は、1929年に設立された北海酸素(のちに、ほくさんに社名変更)の創業の地。ほくさんは、その後、大同ほくさんを経てエア・ウォーター(本社・大阪市中央区)になっている。その拠点の一つだった「エア・ウォーター札幌菊水事業所」が閉鎖、解体されたのは2022年の夏頃。以降は、更地のまま未利用だったが、2024年6月から砂利式の駐車場として利用が始まった。

 敷地の豊平川寄りは、月極と時間貸しの併用駐車場で、収容台数は90台(月極枠は約50台)。時間貸し料金は24時間オールタイム40分100円、最大料金は8時~20時が500円、20時~8時が400円、月極は月額8250円。観光バス駐車場は、5差路の円形歩道橋寄りにあって、駐車台数は22台、料金は9時~17時が2000円、17時~翌17時までが8000円(送迎付き)。

 土地は、2021年10月にセントラルリーシングシステム(本社・札幌市中央区)がエア・ウォーターと売買予約をしていたが、2022年9月にセントラルリーシングシステムに所有権が移った。いずれの駐車場も舗装せずに砂利式で使用する。敷地は1400坪ほど、用途地域は、準住居地域で45mの高度地区。セントラルリーシングシステムは、マンション開発やオフィスビル開発、商業施設開発を行っているが、建設資材の高騰や不動産市況の先行きが不透明なため、当面、駐車場として活用することにしたようだ。

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