大阪企業の所有が続くススキノ南6西2の土地、今度は京阪電鉄不動産が取得

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 京阪電鉄不動産(本社・大阪市中央区)は、札幌市中央区南6条西2丁目7-1の「ホテルホワイトイン6・2」の土地建物を取得した。建物は現在解体中で、新たな建物の建設が進む見通し。(写真は、京阪電鉄不動産が進めている「ホテルホワイトイン6・2」の解体工事)

「ホテルホワイトイン6・2」は、南6条通沿いに立地しており、地下鉄東豊線豊水すすきの駅7番出入り口そば。中央寺の北側に当たる。同ホテルは、2024年3月24日で営業を終了し、現在は解体工事に入っている。工事の注文者は、土地建物所有者の京阪電鉄不動産、解体工事は本間解体工業(本社・札幌市西区)。解体工事期間は、2024年4月8日~同年8月31日までとなっている。

 ホテルと同ホテル駐車場を含めた敷地面積は約400坪。この場所は、以前から大阪の企業が土地建物を所有していた。相互施設(本社・大阪市北区)から、2016年8月に太平地所(同・同市天王寺区)、さらに2024年3月に新星住建(同・同市北区)を経て、京阪電鉄不動産に移った。大阪に本社を置く、不動産企業のネットワークを通じた土地売買と言えそう。

 京阪電鉄不動産は、ススキノ地区で不動産開発を積極的に進めている。2018年4月開業の「東急ステイ札幌」(南1条西1丁目)、2020年8月開業の「クインテッサホテル札幌すすきの」(南6条西4丁目)、2021年4月開業の「ビスポークホテル札幌」(南2条西1丁目)、2023年9月開業の「ヴィアインプライム札幌大通」(南3条西2丁目)を手掛けたほか、現在は旧札幌スポーツ館跡地(南3条西3丁目)でオフィスビル開発を進めている。「ホテルホワイトイン6・2」跡地でも、ホテル、オフィス、分譲マンションのいずれかの跡地開発が進みそうだ。

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