社会医療法人北楡会(札幌市白石区)の開成病院(同市北区北33条西6丁目)が診療を終了してから9ヵ月、病院建物がそのままの状態で残されている。解体か売却か、地域住民が関心を寄せている。(写真は、開成病院の建物)

 開成病院は、1972年に外科手術の専門病院として開院。2003年に特定医療法人北楡会(2011年に社会医療法人に認定)と合併、2009年には全面改修して人工透析を柱として外科、内科、ペインクリニック、リハビリテーションなど北楡会札幌北楡病院との連携を深めていった。

 そんな開成病院が診療を終了したのは、2023年3月17日。それから9ヵ月、建物はそのままの状態で残されている。土地は300坪ほどとみられ、北洋銀行が8600万円、北陸銀行が5億円の根抵当権をそれぞれ設定した状態となっている。解体工事もなく越年することは確実だが、隣接する「ヤマダデンキテックランド札幌北33条店」を含めて今後の動向に関心が集まっている。


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