日本エスコン(東京本社・東京都港区、大阪本社・大阪市中央区)は、札幌中心部でオフィス開発事業に乗り出す。その一環として「カミヤマビル」と「第2カミヤマビル」の土地建物を取得した。既存建物の解体を視野に、新ビル開発プロジェクトを進める。(写真は、「カミヤマビル」)
(写真は、「第2カミヤマビル」)

 日本エスコンは、「エスコンフィールド北海道」の命名権を得るなど、北広島市内でマンション開発や複合ビル開発を進めている。札幌市内でもマンション開発を進めてきたが、このほど北海道では初のオフィス開発事業を進めることにした。その一環として、既存オフィスビルの「カミヤマビル」(中央区北3条西2丁目1)と「第2カミヤマビル」(同区北2条西2丁目7)を取得した。

「カミヤマビル」は、1972年竣工の地下1階、地上9階。敷地面積は約326坪(1076・16㎡)。「第2カミヤマビル」は1980年竣工、地下1階、地上7階。敷地面積は約136坪(449・47㎡)。2つのビルは地場資本である山上カミヤマビルの所有だったが、創業者死去に伴い、相続人を信託受益者とする信託物件になっていた。日本エスコンは、2023年10月末に2つのビルの信託財産を引き継ぎ、所有者になった。北海道新幹線の札幌延伸などオフィスビル需要は高まるとみて、開発を進める。


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