京阪電鉄不動産(本社・大阪市中央区)は、札幌市中央区南3条西3丁目11-1の札幌スポーツ館本店跡地にオフィスビルを建設する。同社のオフィスビル建設は、札幌駅北口に集中しているが、今回初めて大通ゾーンで建設する。(写真は、京阪電鉄不動産のオフィスビル建設場所)
札幌スポーツ館本店は、1982年3月にオープンした地下1階、地上8階建て、延べ床面積は約841坪(2776㎡)。スポーツハウス(本社・札幌市中央区)が展開する札幌スポーツ館の旗艦店だった。オープンから40年目の2022年10月30日で営業を終了、同店は移転した。
土地建物は、2021年8月に土地・建物コンサルタントの地仙(本社・愛知県豊橋市)が取得、同年10月に京阪電鉄不動産(同・大阪市中央区)が取得した。建物の解体工事は、2022年11月19日から始まり、現在はほぼ更地の状態になっている。
京阪電鉄不動産は、この跡地を利用してオフィスビルを建設する。敷地面積約226坪(748・74㎡)のうち、建築面積約172坪(568・36㎡)を使って鉄骨造、地下1階、地上11階の建物を建設する。延べ床面積は約1982坪(6541・04㎡)、建物の高さは47・300m。着工は2023年10月2日頃を予定している。設計、監理は鉄建建設一級建築士事務所(東京都都千代田区)、施工は未定。
京阪電鉄不動産の物件はこれまで、札幌駅北口でオフィスビル、大通ゾーンでホテル、郊外にマンションと地域別でほぼ色分けされていた。今回、大通ゾーンで初めてオフィスビルの建設に入る。同社のオフィスビルは、北区北10条西3丁目の「瑞宝舎」跡地を利用して、2021年6月に竣工させた「THE REAK」、同年8月に竣工させた「THE PLACE」のほか、北11条西4丁目でも建設している。