リアルエコノミーの姉妹サイト「北海道リアル不動産情報」が、2022年6月17日付で報じた「宮の森プロジェクト」の竣工が間近になってきた。札幌の高級な住宅街として知られる宮の森地区に生まれるこのテナントビルには、再生医療のクリニックや医薬品店舗、飲食店などが入る見通し。(写真は、竣工が近い宮の森3条12丁目に建設中のテナントビル)
建設場所は、札幌市中央区宮の森3条12丁目866番11、866番92で、藻岩山麓道と宮の森方向に向かう三叉路の角地。建築物の名称は、仮称「宮の森プロジェクト」、テナント10戸などからなる。敷地面積は約387坪(1279・63㎡)、建築面積約163坪(538・37㎡)、鉄骨造の地下1階、地上3階建て、延べ床面積約597坪(1972・19㎡)、軒の高さは 11・90m。工期は2022年8月16日から2023年5月31日の予定。
建築主は、大和ハウス工業(本社・大阪市北区)の北海道支社(札幌市東区)、設計、監理はwaiwai合同会社一級建築士事務所(東京都台東区)、施工は福島工務店(本社・小樽市)。土地は、個人所有から2019年6月に秋山不動産有限会社(同・札幌市中央区)が取得、2022年3月に大和ハウス工業が取得している。
このビルには、再生医療などのクリニックのほか、医薬品店舗、飲食店など健康でよりよい生活をサポートするテナントが入る予定。建物管理は、トライ(本社・札幌市中央区)。トライは、IT、観光、教育のコンサルティングなどを行っており、2020年8月には、大和ハウス工業が札幌市中央区円山地区に所有するマンションをリノベーションして開設したホテル「LESTEL MARU」の運営も行っている。なお、トライ代表取締役の秋山基氏は、公益財団法人秋山生命科学振興財団理事も務めており、同財団理事長で元秋山愛生舘社長、秋山孝二氏の子息。