札幌南6西7に「FAV HOTEL」計画、ススキノにホテル投資戻る

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 ススキノからややはずれた札幌市中央区南6条西7丁目2-2ほかで、仮称「FAV HOTEL S6W7」の建設が計画されている。ススキノ界隈ではホテル新設に一服感があったが、ウィズコロナ時代を迎えてホテルの開発投資が戻り始めた。(写真は、仮称「FAV HOTEL S6W7」の建設予定地)

 建設場所は、南6条通沿いで札幌市電を超えた西側。以前は、「光和ビル」と「南6条文化ビル」が建っていたが、昨年解体されて更地になっていた。その敷地約312坪(1032・58㎡)を使って建設されるのが、仮称「FAV HOTEL S6W7」。建築面積約113坪(375・43㎡)、地下1階、地上13階建て、延べ床面積は約1287坪(4249・50㎡)、建物の高さは50・35m。建築主は、合同会社札幌南6西7ホテルプロジェクト(札幌市北区)、設計、監理はエイチツー・プランニング(東京都港区)、施工は未定。着工予定は、2023年7月1日頃。

 土地は、個人数人の共有だったが、建物解体前の2022年2月に霞が関キャピタル(本社・東京都千代田区)が、共有者全員の持ち分を取得。2023年3月に合同会社札幌南6西7ホテルプロジェクトが取得している。土地には、同社を債務者として三井住友銀行が21億3000万円、山梨中央銀行が3億円、日高信用金庫が1億円の根抵当権を設定している。

 霞が関キャピタルは、東京証券取引所グロースに上場する不動産会社。合同会社札幌南6西7ホテルプロジェクトの職務執行者は、霞が関キャピタルの連結子会社で不動産テック事業KCTech(本社・東京都千代田区)の代表取締役が兼務している。なお、「FAV HOTEL」は、霞が関キャピタルが運営しており、全国に10ヵ所展開。北海道では「FAV HOTEL函館」がある。

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