札幌の今、解体ノート2023年版①清田区平岡1条4丁目旧「フイッシュランド美しが丘店」

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 マチの新陳代謝は、建物の解体・新築が大きな要素を占める。見慣れた建物が解体され、新しい建物が建設され、マチは生まれ変わっていく。札幌には今、中心部にも郊外にも数多くの新陳代謝の姿がある。札幌の今を記録する『札幌の今、解体ノート』の2023年1回目は、清田区平岡1条4丁目の旧「フイッシュランド美しが丘店」。(写真は、旧「フイッシュランド美しが丘店」の解体工事)

「フイッシュランド」は、フイッシュランド(本社・札幌市中央区)が展開する釣り具専門店。旧「フイッシュランド美しが丘店」は、国道36号線沿いに1997年頃にオープンした。同社が手掛ける「エリザベス宝石美しが丘店」、同社子会社のドクターアイズ(同・同)が手掛ける「メガネのドクターアイズ美しが丘店」を併設した店舗だった。

 これら店舗は、2022年2月28日に閉店、新店舗は同じ国道36号線沿いの清田区美しが丘1条8丁目に移転した。宝石とメガネの店舗は併設せず、あらたにアウトドア商品を扱う「フイッシュランド+アウトドア美しが丘店」として新たなスタートを切った。

 旧「フイッシュランド美しが丘店」の土地は約967坪。土地所有者はフイッシュランドだったが、2022年3月末にスズキ自販北海道(本社・札幌市東区)が取得している。スズキ自販北海道は、スズキ(本社・浜松市南区)の100%出資の直営販売代理店。同社は、旧「フイッシュランド美しが丘店」の建物を解体して、「スズキアリーナ里塚」(清田区美しが丘1条5丁目1-7)と「スズキアリーナ月寒」(豊平区福住3条1丁目2-3)を移転統合した新店舗を建設する予定。

 建物の解体期間は、2022年12月2日から2023年2月28日まで。解体業者は日本建設(本社・大阪市中央区)札幌支店(札幌市中央区)。釣り具専門店からスズキの販売店に生まれ変わる。

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