釣り具、えさなどの小売店舗「フイッシュランド」を展開しているフイッシュランド(本社・札幌市中央区)は5月26日、新店舗「フイッシュランド+アウトドア美しが丘店」(同市清田区1条8丁目314-7)をグランドオープンさせた。5月2日の1階釣り具売り場に続いて2階アウトドア売り場がオープンしたことで、フィッシングとアウトドアの本格売り場展開が始まる。
(写真は、「フイッシュランド+アウトドア美しが丘店」2階のアウトドアコーナー)

 フイッシュランドは、これまで道内に14店舗の「フイッシュランド」を展開してきた。初心者や中級者を対象にリールや竿、ルアーなど購入しやすい価格帯の商品を中心に品揃えしてきた。こうした中で、フィッシングの楽しみ方も多様化、従来の枠組みにとらわれない展開も必要だとして、旧「美しが丘店」(清田区平岡1条4丁目、2022年2月末閉店)の移転建て替えを機に、フィッシングにプラスしてアウトドアに焦点を絞った「フイッシュランド+アウトドア」の店舗を新設した。

 新店舗は、国道36号線沿いで、「コストコホールセール札幌倉庫店」の近く。敷地面積約1141坪(約3167㎡)のうち約290坪(約957㎡)を建築面積に使った鉄骨造2階建て店舗。1階はフィッシング売り場で約245坪(約811㎡)、2階がアウトドア売り場で約234坪(約774㎡)、合計約480坪(約1585㎡)。駐車場の収用台数は49台。2階へは上下のエスカレーターが設置されている。

 5月26日にオープンしたアウトドア売り場は、黒を基調としたトーンのスケルトンタイプ。これまで利用してこなかったスポット照明を多用して空間を演出、商品特性を認知してもらう工夫を施している。「スノーピーク」、「コールマン」、「ロゴス」の3ブランドが20~30坪のショップ・イン・ショップを展開するほか、「モンベル」など他のメーカー品の品揃えも充実させた。「キャンピングを中心とした品揃えをしており、各アウトドアブランドの直営店に近いサービスを提供できるのが強み」(フイッシュランド田中大輔営業課長)。常時テント10張りを展開できる広さがあり、商品数は約3500アイテム。

 5月2日の1階オープン以降、若者層や女性客といったこれまでの「フイッシュランド」の客層と違う利用客が増えているという。「アウトドア売り場も従来と違う層のお客さまの利用が見込める。今回の新店舗は実験的な店舗と位置付けており、お客さまからお店の評価をいただきながら、売り場を進化させていきたい」(同)と話している。
(写真は、「フイッシュランド+アウトドア美しが丘店」の外観)



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