土屋ホーム不動産(本社・札幌市北区)とマンションデベロッパーの大京(同・東京都渋谷区)は、札幌市西区の旧静和記念病院跡地で分譲マンションを共同開発する。2社は、旧HTB本社駐車場跡地でも共同でマンション開発を進めている。(写真は、土屋ホーム不動産と大京のマンション開発用地)

 医療法人社団静和会が運営する静和記念病院は、地下鉄琴似駅から近い琴似1条5丁目にあったが、今年5月に西区八軒5条東5丁目1-1に新築移転した。旧静和記念病院の土地は、静和会前理事長が所有していたが、死去後に現理事長ら親族が相続、所有していた。新病院に移転後の今年5月、土屋ホーム不動産が親族らから売買で取得。旧病院の建物は、今年6月から解体工事に入っている。解体の発注者は土屋ホーム不動産、解体業者は丸井・増井工務店(札幌市東区)。解体工事は今年12月末頃まで続く。

 土屋ホーム不動産と大京北海道支店(札幌市中央区)は、この跡地に共同でマンションを建設する。敷地面積約438坪(1445・68㎡)のうち、建築面積約129坪(427・74㎡)を使って鉄筋コンクリート造、地上14階建てのマンションを建設する。戸数は61戸、延べ床面積は約1572坪(5190・29㎡)、建物の高さは44・200m。着工は2023年1月15日頃を予定している。設計、監理は企画設計事務所オルト(札幌市中央区)、施工は未定。

 土屋ホーム不動産は、大京や日本グランデ(本社・同)と共同でマンション開発を行っている。大京とは、旧HTB本社駐車場跡地で91戸のマンション建設を砂子組(同・空知郡奈井江町)の施工で進めており、2023年10月に竣工する。



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