北海道ガス(本社・札幌市東区)の賃貸住宅事業を担う北ガスライフロント(同・同)は、同社が手掛ける賃貸住宅「EFUTE(エフュート)」の2号物件を同市白石区中央1条3丁目に建設する。(写真は、北ガス賃貸住宅「EFUTE」2号物件の建設地。奥のマンションは、クリーンリバーフィネス東札幌)

 北ガスは、2021年4月に北海道銀行(本店・札幌市中央区)と同行の親密企業、常口アトム(本社・同)の3社連携で賃貸住宅事業に参入した。ブランド名は「EFUTE=Eco-friendly Future with Energy(環境に優しいエネルギーで未来を拓く)」で、1号物件は同市中央区北3条東5丁目の北ガス社有地約236坪(781㎡)に建設、2022年2月に竣工させた。鉄筋コンクリート造、地上5階建て、27戸で延べ床面積約606坪(約2000㎡)。

 分譲マンション並みの高断熱性、高遮音性を実現するとともに、省エネ型ガス給湯暖房機「エコジョーズ」を採用、北ガスが独自開発したスマートリモコン(暖房運転を自動制御して省エネを図る機器)を賃貸住宅としては、初めて導入している。また、太陽光発電と蓄電池、コレモ(ガスコージェネ発電)を組み合わせた非常用電源供給システムも採用、非常時でも部屋の暖房や給湯、携帯電話の充電が可能となっている。

 2号物件は、白石区中央1条3丁目3-1の約224坪(741㎡)の敷地を利用して、1号物件と同様の規模で建設する。また、同様の機能を持つ賃貸住宅にする。敷地は、合同容器(本社・恵庭市)が所有していたが、2004年3月に北ガス建設が取得、2007年3月に北ガスが取得して同社グループの駐車場として利用していた。施工は、アスク工業(本社・札幌市中央区)。
 建設地は、札幌コンベンションセンターの東側で東札幌公園の近く。地下鉄東札幌駅からは約700mの距離。北ガスライフロントは、「2023年冬の竣工を予定している。3号物件は未定」と答えた。



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